EU|欧州委員会、気候変動と生物多様性の確保に対するEUの積極的な行動を後押し

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EU|欧州委員会、気候変動と生物多様性の確保に対するEUの積極的な行動を後押し

COP27とCOP15に向け、欧州委員会はEUが交渉する権限を保証

2022年10月5日、欧州委員会は11月に開催されるCOP27気候会議と12月のCOP15生物多様性会議に向けたEUの野心的な目標、例えば、石炭の段階的削減などとそれに対する交渉を保証し、後押しすることを発表しました。

EUは加盟国での気候変動と生物多様性の危機に取り組むために、この2つの国際会議において、同じ目的を持つパートナー国と協力・交渉して、世界レベルでの行動の強化を推進して行く予定です。ここでは、「背景」「気候変動に関するCOP27に向けたEUの優先事項」「生物多様性に関するCOP15に向けたEUの優先事項」について記事になっています。

背景:

EUは生物が構成する自然と気候が本質的に相互に結びついており、相互に影響しあっていると考えています。よって、EUはパリ協定を実現し地球温暖化を1.5度未満に制限するという目標を維持するために、気候変動に関する会議であるCOP27と生物多様性の確保に関する会議であるCOP15の2つの会議において、緊急かつ積極的な行動が求められています。

11月6日から18日まで、エジプトのシャルム・エル・シェイクでCOP27が開催されます。EUは、COP27でロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機が続く中でも、2050年の気候中立目標を尊重し、2030年までに温室効果ガス排出量を1990年と比較して少なくとも55%削減するという計画を維持することを目標に、各国と交渉する予定です。

また、EUは一部の加盟国で短期的に増えた石炭などの化石燃料の使用をRePowerEU計画の下で減少させ、また再生可能エネルギーを促進するための対策を倍増する約束を表明する予定です。加えて、EUは、すべての締約国、特に主要排出国に対し、気候変動対策を緊急に強化するよう呼びかけることにより、この勢いを維持する予定です。

12月7日から19日の間に、196カ国が参加してCOP15がモントリオールで開催される予定です。

この会議はもともと2020年に中国で開催される予定でしたが、2度の延期を経て、議長国を中国のままでカナダ・モントリオールにおいて開催されます。

この会議で、EUは、気候変動と生物の多様性は関連しているとし、「世界のすべての生態系を回復させるための2050年までの目標」「そのための資金提供」「各国の生物多様性の維持に関する実施項目とその報告」「科学研究や科学開発への支援」などについて交渉し、生物多様性の保護と回復のための世界的な枠組みに合意する予定です。

気候変動に関するCOP27に向けたEUの優先事項:

COP27の気候変動に関する交渉において、EUは、緩和作業計画の採択や、非効率な化石燃料補助金の廃止、石炭の段階的削減、メタン排出量の削減、気候変動の1.5度以内といった目標を持つなど、次の10年間にさらなる高い目標とそれに向けた行動を取ることとしています。

また、EUは進行中の「Fit for 55」交渉の結果に沿って、必要に応じてEUの拠出金(Nationally Determined contribution)をさらに増やす準備のため、立法作業の準備などの行動をすでに取っています。

気候変動への適応に関しても、EUは国内外で行動を加速する準備をしており、気候変動に直接影響を受ける、特に後進国が直面するニーズを満たすための効果的な解決策を見つけ、橋渡しの役割を行う予定です。

またEU閣僚は、COP27での気候変動について消極的かつ後進的である国やコミュニティへの支援を議論する場を拡大するようにEU加盟国が議論することへの支持を表明しました。気候資金の世界最大の拠出国として、来年までに拠出金1,000億ドルの目標を達成し、2025年までに気候変動への適応のための資金を2019年のレベルと比較して倍増させることを奨励しています。

その他、「COP27に向けたEUの交渉権限」においても、気候変動が生物多様性やその他の環境要因によって変化すること、これらが現在危機に至っていることを数度取り上げ、COP15でのEUの主張や立場の重要性に関しても言及しています。

生物多様性に関するCOP15のEUの優先事項:

国連生物多様性会議COP15ではEUは主導的な立場を取り、2030年までに陸地の30%と海洋の30%を保護すること、特に生物多様性と生態系にとって価値のある地域を保護することを主要な目標としています。

このEU内でのビジョンを世界中の協力国、例えばG7国のリーダーと共に共通目標とすることを目指します。EUは世界的な生物多様性の枠組みは、自然保護、回復、利用、資金調達などの分野で2050年の長期目標と2030年の短期目標を設定する必要があると考えています。COP15では、以下のマイルストーンが目標となっています。

  • 2030年までに30億ヘクタールの土地と30億ヘクタールの海を回復させる。
  • 集約農業、森林、漁業、その他の活動を通じて生物多様性の喪失に苦しんでいる地域の自然を取り戻す。
  • 生物多様性に関して脆弱な国々への外部資金を倍増するという公約に続き、生物多様性のための適切な資源を確保する。

参考:

COP27に向けたEUの交渉権限

COP15に向けたEUの交渉権限(PDF版)

EUの2013年から2021年までの気候変https://climate.ec.europa.eu/system/files/2022-11/climate_finance_factsheet_en.pdf動への貢献をまとめた資料

欧州委員会が発表したパリ協定の詳細

欧州委員会が発表したCOP15グローバル生物多様性会議でのEUの行動のまとめ

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