EU|欧州理事会、共通充電器指令の最終承認

2024年にはあらゆる電子機器にUSB-Cポートの搭載が義務付けへ

2022年10月24日、欧州理事会は、共通充電器指令(無線機器指令改正案)を最終承認しました。この決定により2024年には携帯電話、タブレット、ヘッドホンなどのあらゆる電子機器にUSB-Cポートが必須になります。あらゆる電子機器が共通の充電器を持つことで、充電技術の向上を加速し、消費者の利便性を高めるとともに、電子廃棄物の大幅な削減を目指した措置です。ここでは、「背景」「最終承認の内容」が記事になっています。

背景

現代では、消費者は自宅に複数の充電器を持ち、しかし消費者の38%は互換性のある充電器が利用できなかったために電子機器デバイスの充電で問題が発生したと報告しています。さらに、これらの充電器は毎年11.000トンの電子廃棄物を生み出します。

これらの問題に対処するために、2021年09月23日、欧州委員会は共通の充電器使用の法制案を提出しました。欧州理事会では、消費者が複数のデバイスに適合する共通の充電器を使用するだけで、消費者の時間とお金の無駄を省き、電子廃棄物の削減にもつながると考えました。そして、理事会での交渉開始から6か月も経たない2022年01月26日に、加盟国は共通充電器指令に関する理事会の立場を全会一致で合意しました。

2022年06月07日には、理事会と欧州議会は共通充電器指令に関する暫定合意に達し、2022年06月29日にEU加盟国の代表者によって承認されていました。ちなみに、ワイヤレス充電については、未だデバイス間で共通性が保たれていないため、欧州委員会が引き続き電子機器のワイヤレス充電の技術開発や法整備に取り組んでいくこととなっています。

最終承認の内容

欧州議会議長と理事会議長の署名後、欧州連合の官報に掲載され、掲載から20日後にこの規則が発効されます。その後、この規則は発効から24か月後に適用されます。

新しい指令により、USB-C充電ポートが以下に記載のあらゆる種類の電子機器に必須ポートになります。消費者が電子機器の情報を正確に知るために、この指令では、新しい電子機器に充電器と充電性能を示すラベルが付属しているかどうかを指定するピクトグラムが導入されています。

指令が発効してから4年後に欧州委員会は、電子機器と充電機器のアンバンドリング(分割された)販売を義務化すべきかどうかを評価します。

対応する電子機器の種類

■ 携帯電話

■ タブレットと電子書籍リーダー

■ デジタルカメラとビデオゲーム機

■ ヘッドホン、イヤフォン、ポータブルスピーカー

■ ワイヤレスマウスとキーボード

■ ポータブルナビゲーションシステム

■ ラップトップコンピューター(指令の発効から40か月後に新しい規則の対象)

参考

2022年6月30日に開催された無線機器の市場での入手可能化に関する加盟国の法律の調和に関する委員会の提案

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