EU|データ法案-欧州議会専門委員会、法案を採択

産業調査エネルギー委員会で法案採択

2023年02月09日、欧州議会は、産業調査エネルギー委員会で審議が続いていたデータ法案について、同専門委員会で採択がなされたことを明らかにしました。内容について、03月13日から16日にかけて開催される本会議において、本会議員による投票が行われる予定とされています。

データ法案審議

■ 「データ法」は、消費者や企業のデータへのアクセスを阻害する障壁を取り除くことで、イノベーションを促進することを目的とするもので、特にアルゴリズム学習に膨大なデータを必要とする人工知能の分野で、新しいサービスの開発に貢献すること、また、コネクテッドデバイスのアフターサービスや修理の価格改善にもつながると欧州議会のプレスリリースにて期待がなされています。

■ 産業データの80%は利用されることがないため、欧州委員会は、ユーザーが生成したデータにアクセスできるようにするための措置を採択したとして、欧州議会は、企業間関係の中心に契約上の合意があることを保証することも望んでいるとしています。

■ 企業はどのようなデータを共有できるかを決めることができ、メーカーは「設計上」特定のデータを利用できないようにすることを選択することになります。

■ 企業がデータ共有契約を作成する際、この法令には、交渉力が著しく強い企業が課す不当な契約条件から中小企業を保護することで、交渉力を中小企業に有利に調整することが含まれています。

■ また、洪水や山火事などの例外的な状況や緊急時に必要な、民間部門が保有するデータに公共部門がアクセスし利用する方法についても規定されています。

■ 欧州議会は、企業秘密を保護するための規定を強化し、データへのアクセス拡大が競合他社によってサービスや機器の改修に利用されるような事態を回避するとともに、企業対政府のデータ要求に関する条件もより厳しく設定したことを説明しています。

■ クラウドサービスやその他のデータ処理サービスのプロバイダー間の切り替えを容易にし、クラウドサービスプロバイダーによる違法な国際データ転送に対するセーフガードを導入することも盛り込まれています。

参考

■ Committee on Industry, Research and Energy/欧州議会
■ データ法案

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