スマートフォン、携帯電話、コードレス電話、スレートタブレットのエコデザイン要件について
2023年08月31日、欧州委員会はスマートフォン、スマートフォン以外の携帯電話、コードレス電話、スレートタブレットに対するエコデザイン要件を定める規則を公布しました。これらの機器を十分に活用できる仕組みを整備し、環境に与える影響を減らすことを目的として、修理部品の取り扱いや商品販売終了後のOSのアップグレードに関する規定などが設けられています。
背景
■製品が環境に与える側面を考慮し、環境性能の向上を目的としてプロダクト設計することをエコデザインと言います。
■規則2009/125/ECでは、EUで使用・販売される製品が満たすべきエコデザインの要件が定められています。
■欧州委員会は規則2009/125/ECに従い、EU内での売上と取引において大きな割合を占める製品についてエコデザイン要件を設定する必要があります。
■欧州委員会は携帯電話、コードレス電話、スレートタブレットの技術的、環境的、経済的側面を分析する研究を行いました。その結果、これらの機器の需要急増に伴い、環境への影響の増加をもたらしていると判断しました。
■現状において、これらの機器にはデバイスの耐久性、修理のしやすさ、OSのアップグレードなど製品の持続可能性にプラスの作用をもたらす余地があるため、規則2009/125/ECを改正する必要があります。
概要
■本規則は、規則2009/125/ECに基づき制定されるものです。
■スマートフォン、スマートフォン以外の携帯電話、コードレス電話、スレートタブレットに対するエコデザイン要件が定められています。
■製造業者、輸入業者、認可を受けた代理店は2025年06月20日または市場投入から1か月後のどちらか遅い日から、規則で定められた修理用部品を7年間提供する義務を負います。
■市場投入から少なくとも5年後まで製造業者、輸入業者、認定代理店はOSのアップデートを提供する場合は無償で提供する必要があります。
■併せて家庭用・オフィス用機器のオフモード、スタンバイモード時のエネルギー消費量に関するエコデザイン要件を定めた規則(EU)2023/826の文言を、本規則で定めるコードレス電話を対象外とするように改正します。
■エコデザイン要件の適用は、本規則の発効日から21か月後です。
目次
第1条
主題および範囲
第2条
定義
第3条
エコデザイン要件
第4条
適合評価
第5条
市場監視のための検証手続き
第6条
回避
第7条
指標的なベンチマーク
第8条
レビュー
第9条
規則(EU)2023/826の改正
第10条
発効と適用
付属 I
付属書に適用される定義
付属II
エコデザイン要件
付属III
測定および計算
付属IIIa
移行期間中の方法
付属IV
市場監視のための検証手続き
付属V
ベンチマーク
参考情報
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