ラジオ機器の有線充電用受信口、コネクタ、ケーブルに関する規則について
2023年09月11日、欧州官報にてラジオ機器の有線充電用受信口と充電通信プロトコルの技術仕様に関する指令2014/53/EUを改正する規則が公布されました。本規則は2023年06月27日に採択され、欧州官報に掲載された日の20日後に発効します。
背景
■将来を見据えた市場基盤の整備
指令2014/53/EUはEU内で流通するラジオ機器に関する消費者等の健康と安全を保護するための基本要件を定め、市場を適正化させることを目的としています。
指令2014/53/EUはラジオ機器及び充電デバイスの共同販売に関する消費者への情報提供の規定を明確にするため、指令(EU)2022/2380によって2022年に改正されています。
この改正を受けて、ラジオ機器・充電デバイス間における相互運用性を確保し、環境廃棄物の削減及び市場分断の回避を実現するため、指令2014/53/EUに科学技術の将来的な進歩や発展に合わせた市場の整備機能を持たせる必要性が生じています。
■規格変更に合わせた調整
電気及び電子技術分野の国際規格を作成する国際電気標準会議は、2022年にUSB PDとUSB Type-Cケーブル及びコネクタに関する規格「IEC 62680-1-3:2022」を公開しています。
その内容を踏まえ、欧州電気標準化委員会(CENELEC)は欧州内の規格として「EN IEC 62680-1-3:2022」を公開しています。
最新の技術的状況を指令2014/53/EUに反映させるため、古い規格「EN IEC 62680-1-3:2021」に言及している文言を最新規格の「EN IEC 62680-1-3:2022」に置き換えなくてはなりません。
概要
■指令2014/53/EU附録Ia第I部の改正
指令2014/53/EUの附録Ia第I部は無線機器の充電機能について定めています。本規則の公布によって、以前の規格「EN IEC 62680-1-3:2021」に言及している文言を、新たに採用された規格「EN IEC 62680-1-3:2022」へと置き換えます。
その結果、USB Type-Cに関連する機器について規定している条文が、最新の技術的状況を対応した内容になります。
また、5ボルトより高い電圧、3アンペアより高い電流、15ワットより高い電力で有線充電が可能なラジオ機器に対してUSB PDの設置を義務付ける条文にも、以前の規格「EN IEC 62680-1-3:2021」に言及している文言があります。
その全てを「EN IEC 62680-1-3:2022」に置き換え、最新の状況を踏まえた内容に条文を改正します。
■発効日
本規則は欧州官報掲載日の20日後に発効します。
本規則は全ての加盟国に対して拘束力を有します。
関係法令概要:指令2014/53/EU
指令2014/53/EUはEU内の市場に導入されるラジオ機器について消費者等の健康と安全を保護するための基本要件を定め、市場を適切に機能させる仕組みの整備を行うものです。
指令はラジオ波を送受信するすべての機器に適用されます。
製造業者、輸入業者、販売業者が負う義務や市場監視の手段などを定める内容になっています。
参考情報
有線による充電が可能な無線機器のすべてのカテゴリーまたはクラスの充電コンセントおよび充電通信プロトコルの技術仕様に関する指令2014/53/EUを改正する委任規則(EU)2023/1717
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