EU|自動車およびバンからのCO2排出削減を目的とした新しいエコイノベーション承認及び認証手続きの草案に対する意見募集を終了
自動車およびバンのCO2排出削減を目的としたエコイノベーションの手続きについて
2023年09月20日、欧州委員会は自動車およびバンのCO2排出削減を目的とした新しいエコイノベーション承認及び認証手続きの草案に対する意見募集を終了しました。草案は2023年第4四半期に採択される予定です。
背景
■エコイノベーションとはCO2削減に資することを欧州委員会によって承認されたテスト方法によって実証できる技術を指します。
■規則対象は異なるもののほぼ内容同一の規則が2つ存在していたり、エアコンシステムの効率向上をエコイノベーションとして2025年01月01日から適格とする規則がある一方で不適格としている規則があったりするなど、現状として法制度は整備されていません。そのため、エコイノベーション承認および認証手続きに関する規則を1つに統合する必要があります。
概要
2023年08月23日に開始された自動車およびバンのCO2排出削減を目的とした新しいエコイノベーション承認手続きの草案に対する意見募集は2023年09月20日に終了しました。
欧州委員会に寄せられたフィードバックの一部は下記の通りです。
■2023年09月20日EU市民(イタリア):排気管からの排出は電気自動車のカーボンフットプリントを評価する方法として効果的ではありません。乗車中の再生可能エネルギー発生に関連するネガティブエミッションを考慮するためには、製造時の排出量だけでなくライフサイクルにおけるCO2排出量を評価する新しい手法が必要です。
■2023年09月20日企業(ドイツ):車両一体型太陽光発電(VIPV)ソリューションの供給業者として、持続可能なソリューションの開発と大量生産を支援するためにはモビリティ産業向けの適切な規制枠が必要と考えています。この草案は枠組みの基盤となっているため、立法を歓迎します。
■2023年09月20日ビジネス協会(ベルギー):この草案は新しいエコイノベーションの承認手法の確立を通して自動車メーカー団体(ACEA)の自動車およびバンのCO2排出削減を促すものであり、パブリックコメントによる貢献の機会が与えられたことに感謝の意を表します。
草案目次
第1条: 対象事項
第2条: 定義
第3条: エコイノベーション申請
第4条: イノベーティブ技術のCO2削減を証明する手法
第5条: 検証レポート
第6条: 申請の完全性の確認と承認決定
第7条: エコイノベーションから認定されたCO2削減手法
第8条: CO2削減の再確認
第9条: 廃止
第10条: 発効
関連法令概要:規則(EU)2019/631とは
新型乗用車及び新型小型商用車のCO2排出性能基準を設定し、気候中立を達成することを目的として定められた規制です。
CO2排出削減の目標値は下記の通りです。
■2025年から2029年まで:15%
■2030年から2034年まで:新車55%、新バン50%
■2035年01月01日以降:100%
この規制は2020年01月01日から適用されています。
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