EU|研究における生成AIの責任ある利用に関するEU共通ガイドラインの策定を公表

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EU|研究における生成AIの責任ある利用に関するEU共通ガイドラインの策定を公表

研究における生成AIの利用に関するガイドラインについて

2024年03月20日、欧州委員会及び欧州研究領域機構諸国並びにステークホールダーは、欧州の研究コミュニティが生成AIの責任ある利用を支援するためのガイドラインを公表しました。本ガイドラインは生成AIの使用に関する一般的な方向性を明示し、EUのAI政策を支えるものです。

背景

近年、生成AIは急速に発展し、生活や仕事のあり方に大きな影響を与えていると欧州委員会は捉えています。生成AIはテキスト、画像、音楽、音声、動画などの幅広いコンテンツにおいて、人間が生成したコンテンツと区別するのに困難を伴うほどのクオリティを達成することも可能です。

その一方で、盗作の潜在的可能性、機密情報の漏洩、大規模な虚偽情報の生成をはじめ、社会的に悪影響を持つリスクについても指摘されています。

大学、研究機関、出版社などが、それぞれ生成AIを適切に使用する方法を定めたガイドラインを発行しています。しかし、選択肢が増えた結果として、どのガイドラインに従うべきか判断することが難しくなっています。そのため、欧州各国と研究・イノベーションの関係者から構成される欧州研究地域機構は生成人工知能(AI)の使用に関する共通ガイドラインを作成していました。

概要

ガイドラインは研究コミュニティが生成AIを責任をもって使用に関するための一般的な方向性の明示を意図されています。ただし、拘束力はありません。

なお、ガイドラインは主に下記4点の原則に基づいて作成されています。

■ 信頼性

研究の品質を確保するため設計、方法論、分析、リソースの使用に関する信頼性が求められています。生成AIによって生成された情報の検証や、モデルのバイアスと不正確さに起因する平等性と差別に関する問題も含まれます。

■ 誠実さ

研究は透明性、公平性、徹底性、公平性に基づいて、誠実に行われるべきであると規定されています。なお、生成AIが使用されているという情報の開示も含まれます。

■ 尊重

同僚、研究参加者、研究対象、社会、生態系、文化遺産、環境など多岐にわたる対象に対する尊重が重視されています。環境や社会への影響(バイアス、多様性、差別、公平性等)を考慮する必要があります。情報の適切な管理、プライバシーの確保、機密保持、知的財産権の尊重、適切な引用なども対象となります。

■ 責任

着想から発表に至る経緯、トレーニング、監督、指導、研究がもたらす社会的影響に対する責任を研究者が負うと規定されています。研究者が生み出すすべての成果が対象とされています。

なお、生成AIが生みだす予測困難な将来的なリスクの存在についても指摘されています。流動的に変化し続ける生成AIを取り巻く状況に対応するため、ガイドラインの定期的な更新の実施が明記されています。

参考情報

欧州委員会と研究コミュニティが、研究における生成AIの責任ある利用に関するガイドラインを策定

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