EU|薬物前駆体のリストに新たな物質を記載する委任規則を公布

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EU|薬物前駆体のリストに新たな物質を記載する委任規則を公布

薬物前駆体の取引監視について

2024年05月14日、欧州委員会は薬物前駆体の取引監視に関するリストに、新たな薬物を記載するための委任規則(EU)2024/1331を欧州官報にて公布しました。

背景

規則(EC)273/2004ではEU内における薬物前駆体の取引監視に関する措置が定められており、規則(EC)111/2005ではEUと第三国との間の薬物前駆体の取引について定められています。規則(EC)273/2004の附属書Iおよび規則(EC)111/2005の附属書にはそれぞれ規制対象物質リストが記載されており、これらの物質には両規則の規制および監視措置が適用されることとなっています。

現状として、各国の所轄官庁からは麻薬の不正製造に関連してイソプロピリデン(2-(3,4-メチレンジオキシフェニル)アセチル)マロネート(IMDPAM)のナトリウム塩の押収が報告されています。

IMDPAMは、般に「エクスタシー」として知られる3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)の前駆体である3,4-メチレンジオキシフェニルプロパン-2-オンの製造に使用されています。

MDMAはEUで最も一般的に違法製造される薬物の一つであり、健康に重大なリスクをもたらすことが知られています。

したがって、IMDPAMは、その管理と監視を強化するために連合規模で規制対象とする必要性が指摘されています。

また、BMKグリシジン酸およびPMKグリシジン酸の代替品として、2-メチル-3-フェニルオキシラン-2-カルボン酸(BMKグリシジン酸)のエステル7品目および3-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2-メチル-オキシラン-2-カルボン酸(PMKグリシジン酸)のエステル6品目が確認されています。これらは規制対象物質であるBMKグリシド酸およびPMKグリシド酸に適用される規制および監視措置を回避するために調製できます。そのため、規則(EC)273/2004および規則(EC)111/2005の規制対象物質リストへの追加が主張されています。

概要

IMDPAMおよびBMKグリシジン酸およびPMKグリシジン酸のエステルは、規則(EC)273/2004の附属書Iおよび規則(EC)111/2005の附属書に記載されている規制物質のうち、最も厳しい管理および監視措置が要求されるカテゴリー1に分類されます。EU内において重大な社会的および公衆衛生上の脅威をもたらす恐れがある物質であると考えられているためです。

また、これらの物質は研究目的の場合を除き、合法的な製造、取引、使用が認められてません。したがって、これらの物質を規則(EC)273/2004附属書Iのカテゴリー1および規則(EC)111/2005附属書のカテゴリー1に含めたとしても、EU内の事業者および所轄当局に大きな負担を強いるものではないと推定されています。

あわせて実施規則(EU)2020/1577 に基づいて赤リンが複合命名法(CN)によって再分類されているため、規則(EC)273/2004および(EC)111/2005のCNコードも修正されます。

参考情報

薬物前駆体であるIMDPAMおよびその他の物質を規制対象物質リストに含めるために規則(EC)273/2004および規則(EC)111/2005を改正する委任規則(EU)2024/1331

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