農業・林業用のトラクターおよび被牽引車両における安全性向上が目的
2025年06月12日、欧州官報に、農業および林業用車両のブレーキ要件および車両機能的安全要件に関する改正委任規則 (EU) 2025/1117が公布されました。官報掲載の3日後の06月15日に発効し、直接適用となります。
委任規則(EU)2025/1117は、農業および林業用車両の単線式ブレーキを段階的に廃止し、二線式ブレーキへの移行を促し、電気安全基準を導入することで、技術革新に備える流れを反映するものです。
背景
農業・林業分野では、キングピン結合および単一制動回路を使った車両が多用されており、その機能安全性を確保する必要が高まっています。
制動接続ミスによる事故防止や、電動化に対応した安全基準の導入は、農業車両の現状と今後の技術発展に対応する実用的措置として改正されました。
この改正委任規則では、EU委任規則2015/68(制動要件)およびEU委任規則2015/208(機能安全要件)を改正します。
概要
- キングピン結合(連結装置)の安全性確保
:
剛性ドローバー式の被牽引車にキングピン結合の使用を可能とし、制動系の安全性基準を追加 - 単線式ブレーキ系統の廃止
:
旧式の単線ブレーキが誤接続されるリスクを防止するため、新トラクターへの単線式ブレーキ搭載を2024年末までに禁止、2025年1月1日以降に市場投入・登録・使用される新車にも禁止 - 新型電動/ハイブリッド車両への電気安全要件導入:
既存の2・3輪車両規則(EU)No.3/2014の電気安全基準を、農林用T/Cカテゴリ(電圧が60 V DC超 ~1500 V DCまたは30 V AC超 ~1000 V AC)に適用 - UN規則(照明・反射装置等)を認容
:
UN規則148(ライト・シグナリング装置)、149(車道照明)、150(反射装置)をEU規則として代替可能な選択肢に追加
参考情報
注目情報一覧
新着商品情報一覧
調査相談はこちら
概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど
様々な調査に柔軟に対応可能でございます。
(調査例)
- ●●の詳細調査/定期報告調査
- ●●の他国(複数)における規制状況調査
- 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
- 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など