EU域内の小口eコマース包囲網を強化 150ユーロ関税免税撤廃し、公正競争と環境負荷低減へ
2025年11月13日、EUは「150ユーロまでの小包を関税免税」を廃止する合意が成立した模様です。これによりEU加盟国の企業(特に小売EC販売者)に対する不公正な価格競争を是正し、低価格品の流入・過小申告による税逃れを防止、生態系・輸送分割による環境負荷を抑える狙い があります。
■ 主な決定は以下の通りです。
- 1ユーロから関税を適用し、公正な競争環境(level playing field)を形成する目的です。
- 小包の過小申告(最大65%)と中国出荷91%という偏りを是正し環境負荷を低減することも強調されています。
- 2026年から暫定徴収を開始し、2028年稼働予定のEU関税データハブで完全運用を想定とのことです。