2026年の検査の焦点
2024年06月17日、欧州化学品庁(ECHA)は、2026年に実施予定の化学品規制に関連する取り締まりプロジェクトの焦点に、有害混合物の分類や表示義務を設定したことを明らかにしました。これは、REACH-EN-FORCE(REF)プロジェクトと呼ばれ、毎年行われている執行プロジェクトに位置づけられ、14回目となることから、2026年に実施される当該プロジェクトは「REF-14」となります。
概要
■ REF-14の焦点は、有害混合物の分類・表示義務(→特にCLP規則関連)。
■ チェックの対象となるのは、急性毒性物質を含むニコチン製品や、感作性物質や刺激性物質を含む芳香剤など、有害混合物を含むことが知られており、広く市販されている消費者製品。
■ 製品が、危険性や安全な使用方法について消費者に知らせるための分類や表示がなされているのか、子供用の留め具が適切になされているのか、等。
■ 検査官は、これらの製品の供給者が、分類や表示だけでなく、包装や小児用ファスナーに関する要件も含め、CLP規則に基づく義務を果たしているかどうかをチェックする見込み。
■ また、毒物センターへの届け出や混合物の安全データシート(SDS)もチェックがなされる予定。
■ REF-14プロジェクトは、2025年に準備がなされ、2026年に検査が実行される。
■ REFプロジェクトとは別に、混合物を含む輸入物質を登録する輸入者のみに焦点を当てるパイロット・プロジェクトについてもフォーラムで合意がなされた。
参考情報
■ ECHA報道
■ REF参考ページ
REFとは?
REACH-EN-FORCE(REF)プロジェクトは、REACH、CLP、PIC規則等に基づいて事業者に課された義務について、各加盟国における執行を調和させ、現在の遵守レベルをチェックすることを目的としています。
REFプロジェクトは、参加加盟国の国家当局に所属する検査官によって実施され、得られた情報はECHAと執行フォーラムの作業部会が収集し、REFプロジェクトの調査結果に関する最終報告書が作成されます。
REFプロジェクトは、次の手順で準備されます。
1.フォーラムメンバー、ECHA、認定ステークホルダー組織(ASOs)が提案を提出
2.REFプロジェクトの優先順位付けに関するフォーラムの作業部会が、REFプロジェクトが重点的に取り組むべきテーマ候補のリストを作成
3.フォーラム全体の本会議でプロジェクトを選定・承認
なお、同様にBPRに関連する取り締まりプロジェクトとして、BPR-EN-FORCE(BEF)プロジェクトも設けられており、フォーラムの中にBPRサブグループ(BPRS)が設置されています。
また、REFプロジェクトやBEFプロジェクトとは別に、パイロット・プロジェクトとしての個別の取り締まりプロジェクトが設けられることもあります。
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