タイ|国家鉱物管理政策委員会、第二次鉱物管理マスタープランを公表

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タイ|国家鉱物管理政策委員会、第二次鉱物管理マスタープランを公表

第一次マスタープランの2022年内終了を受け発出されたもの

2023年07月05日、国家鉱物管理政策委員会は「国家鉱物管理政策委員会告示 第二次鉱物管理マスタープラン」を官報公布しました。このマスタープランは2023年01月17日の閣議において天然資源環境省より閣議に提案され、合意を得たことを受け施行となっています。

告示の背景

タイでは以前より鉱山開発等で引き起こされた環境汚染が問題となってきましたが、世界的な環境問題対策の意識の高まりと共にタイでも同様の意識が見られるようになりました。その中で同問題に関する法整備が急がれるようになり、採鉱事業政策においては2017年に新たな鉱物法「仏暦2560年(西暦2017年)鉱物法」が制定されました。その内容は国レベルの管理を強化、より円滑な採鉱事業の推進を目指すものとなっています。

「鉱物マスタープラン」とは、採鉱認可システムの構築や国民に対し鉱物管理に関する正しい理解を促すことなど、鉱物資源利用に関するコントロールや業務の円滑化を促進する目的で作成されたものです。「第一次鉱物管理マスタープラン」は2017年に作成されましたが、2022年で終了することを受け、第一次マスタープランの戦略を引き続き実施していくこと、政策において使用する鉱物資源リストの作成を目的とし、今回の「第二次鉱物管理マスタープラン」が作成されました。

「第二次鉱物管理マスタープラン」とは

前述の通り、第一次マスタープランの戦略を引き続き実施していくこと、政策において使用する鉱物資源リストの作成に加えその内容をさらに拡充、改正したものとなっています。また、鉱山事業に対する循環型経済や「バイオ経済」「循環経済」「グリーン経済」の考えを統合したBCG経済モデルの導入、運送の統合や継続的な鉱床調査への投資など、新たに追加された項目もあります。

「第二次鉱物管理マスタープラン」の期間は2023年から2027年までの5年間となっており、要点は以下の通りです。

  • 鉱物管理の効率化
    政府が採鉱に関する方策をより迅速に決定するための、適正かつ有益なタイの鉱物資源リストなどの作成。
  • 採鉱認可、管理、利益配分の効率的な仕組みづくり
    法令整備、効率的で透明性のある認可や管理、フォローアップシステムづくりなどの実施。
  • 鉱物資源利用、環境面におけるテクノロジーとイノベーションの研究開発
    鉱物の価値を高めたり、採鉱過程で生じる廃棄物や残材のリサイクルに活用できる、最新のイノベーションを生み出すことなどの実施。
  • 国民に対する鉱物管理に関する正しい理解と参加の促進
    鉱物管理の指針を決定するプロセスへの参加や、現地調査から閉山後の土地修復まで全てのプロセスへの参加など、各自が鉱物管理の各過程に携わることへの支援。

また、このマスタープランの主な構成は以下の通りです。

第Ⅰ節 序章

1.1 来歴
1.2 第二次鉱物管理マスタープラン制作過程
1.3 コンセプトの枠組み
1.4 関連の戦略、マスタープラン、国家計画
1.5 20カ年鉱物管理戦略(2018年~2037年)
1.6 鉱物管理マスタープラン(2017年~2021年)
1.7 鉱物管理マスタープラン(2017年~2021年)に基づく業務評価
1.8 第一次鉱物管理マスタープラン推進や管理における障害や問題点、および第二次鉱物管理マスタープランでの改正点
1.9 第二次鉱物管理マスタープランにおける第一次鉱物管理マスタープランの改正および修正点

第Ⅱ節 鉱物管理に関する状況評価

2.1 外部状況と傾向
2.2 内部状況と傾向
2.3 国の鉱物資源管理における環境分析

第Ⅲ節 目的、ビジョン、目標および鉱物管理マスタープラン開発の方向性

3.1 目的
3.2 ビジョン
3.3 目標
3.4 鉱物管理マスタープラン開発の方向性

第Ⅳ節 実施の推進およびモニタリングと評価

4.1 鉱物管理マスタープラン実施の推進
    鉱物管理マスタープラン推進の方向性
4.2 鉱物管理マスタープランのモニタリングと評価

※図表目次(図と表に分けてまとめられています)

以上、各関係事業者はこの告示にご留意ください。

参考情報

▪ 「国家鉱物管理政策委員会告示 第二次鉱物管理マスタープラン」2023年07月03日官報公布(2023年05月11日発出)

▪ タイ政府スポークスマンニュース 2023年01月17日付

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