タイ|工場局、液体燃料ボイラー内部点検の承認ガイドラインを公表
国際規格に則り造られた液体燃料ボイラーを対象として
2023年11月14日、工業省工場局は1-3年毎に行う液体燃料ボイラー内部点検の承認ガイドラインに関する告示を官報公布しました。この告示は翌日、11月15日より発効となっています。
告示の背景
工業省は2006年に液体燃料ボイラーとラジエーターの安全対策についての詳細を定めた告示を公表しています。その告示第19項において液体燃料ボイラーは年に1度以上の点検が義務付けられていますが、国際規格に則り造られた液体燃料ボイラーの内部点検は3年に1度の頻度での実施が許可されており、その方法と原則は工場局の通達に準ずる旨が定められています。
今回の告示は上記、国際規格に則り造られた液体燃料ボイラーの内部点検方法と原則を定める内容となっています。なお、第19項の内容は以下の通りです。
液体燃料ボイラーを使用している工場事業者は、その使用に際しエンジニア、もしくは液体燃料ボイラーおよびラジエーター工学の認証機関による安全点検を年に1度以上、定期的に実施しなければならない。その内容については以下の通り。
1)外部点検
2)内部点検
3)安全装置と管理システムの動作点検上記についての点検方法とその原則については附則3の規定に基づくものとする。
国際規格に則り設計し造られた、危険防止装置が装備されている液体燃料ボイラーに関しては、内部点検の頻度は1-3年以内に1度以上でも良い。これらの方法と原則は工場局の通達に準じ、事前に工場局の許可を得なければならない。
「工業省告示 液体燃料ボイラーおよびラジエーターの安全対策 仏暦2549年(西暦2006年)」より引用、仮訳
今回の告示内容
■工場局が内部点検を3年に1度の頻度で実施することを承認している液体燃料ボイラーに使用される燃料に関し、下記の2つが定められています。
▪ボイラーに使用される液体燃料は不活性ガスで覆われているなど、大気に影響がないものであること。但し、燃料が貯蔵されているタンク(Strage Tank もしくはDrain Tank)は除く
▪固体燃料、もしくはバイオガス、もしくは構成成分に不明なものがある他ガスが使用されていない燃料であること
■工場局が内部点検を3年に1度の頻度で実施することを承認している液体燃料ボイラーに関し、12項目が規定されています。下記はその例となります。
▪ ASME, JIS, EN, API, AD2000 Merblatt(記事作成者注:AD2000 Merkblattと思われる)の国際規格、もしくは工場局の承認に則り設計し造られたものであること。これらに当てはまらないものは液体燃料ボイラーおよびラジエーター工学の認証機関もしくはエンジニア法令に基づくエンジニアにより設計し造られたものであること。上記の証明フォームはこの告示の添付様式「KooPooPhoo. WooSoo.1-01(กปภ.วศ 1-01))」に準ずる
▪半年に1度、ISO17025規格を取得した検査機関もしくは工場局が承認した機関により、申請日より遡って3回以上のデータを使用した液体燃料の品質検査を受けなければならない
■液体燃料ボイラーの内部点検を3年に1度の頻度で実施することを希望する工場事業者は、この告示の添付様式「KooPooPhoo. WooSoo.1-03(กปภ.วศ 1-03)」に準じ、証拠書類と共に工場局あてに申請書を提出する必要があります。
■工場局より液体燃料ボイラーの内部点検を3年に1度の頻度で実施することを承認された工場事業者は、各液体燃料ボイラーの点検レポートおよび安全装置と管理システムの動作点検レポートを年に1度以上、工場局に提出しなければなりません。
参考情報
「工場局告示 1-3年毎に行う液体燃料ボイラー内部点検の承認ガイドライン」 2023年11月14日官報公布、11月15日発効 (2023年10月09日発出)
「工業省告示 液体燃料ボイラーおよびラジエーターの安全対策 仏暦2549年(西暦2006年)」2006年12月04日官報公布
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