今後4年間にわたるタイ国内のデータ保護の枠組みを発展・強化させるための戦略をまとめたもの
2024年04月29日、個人情報保護委員会 (PDPC, Personal Data Protection Committee)は2024年-2027年の個人情報保護推進マスタープランを官報公布しました。
この告示の内容
この告示は2024年から2027年の期間におけるタイ国内のデータ保護の枠組みを発展・強化させるための戦略をまとめた「個人情報保護推進マスタープラン」を公表したもので、告示の附表としてマスタープランが添付されています。
なお、このマスタープランの草案は、2023年11月27日の公聴会の場で発表されました。そして今回、個人情報保護委員会、国家デジタル経済社会委員会が共にこのマスタープランを承認したことにより、この告示公表となったものです。
「2024 -2027年 個人情報保護推進マスタープラン」とは
「2024 -2027年 個人情報保護推進マスタープラン」は、2019年に制定された個人情報保護法(PDPA, Personal Data Protection Act)が施行されて以降の分析(SWOT分析によるものが記載されています)に基づき、タイにおける個人データ保護の4年間に渡る長期的な方向性を定めたものとなっています。
その内容は各組織における個人情報保護法の遵守率向上、データ漏えいの削減、現状を反映した個人情報保護法の改正、各種eサービスの導入、データプライバシーや個人情報保護におけるタイの国際競争力の強化などが含まれており、以下4つの戦略に基づいたものとなっています。
戦略1: 法執行効率の向上 (PDPA Effective and Balanced Enforcement)
戦略2: 人材の育成と信頼構築 (PDPA Knowledge and Trust Enhancement)
戦略3:デジタル経済社会の推進 (PDPA Digital Economy and Society Promotion)
戦略4:研究環境支援とテクノロジーの利用促進 (PDPA R&D and Technology Adoption)
また、最初の2年間は下記主要分野に焦点を当てるとしています。
▪治安および主要政府サービス
▪小売および電子商取引
▪情報通信技術および電気通信
▪金融、投資、保険
▪公衆衛生
▪ツーリズム
▪教育
個人情報保護推進マスタープランの構成は以下の通りです。
第Ⅰ章: イントロダクション
第Ⅱ章: 個人情報保護推進マスタープランにおける重要な展望、チャンスおよびチャレンジ
第Ⅲ章: 2024 -2027年個人情報保護推進マスタープランと関連の国家戦略および国家計画との結合
第Ⅳ章: 2024 -2027年個人情報保護推進マスタープラン
第Ⅴ章: 2024 -2027年個人情報保護推進マスタープランにおける戦略ポイント、実施プランおよび指標
第Ⅵ章: 政府機関、地方自治体、産業部門および国際協力機関の協力による2024 -2027年個人情報保護推進マスタープラン推進のメカニズム
参考情報
「個人情報保護委員会告示 2024 -2027年個人情報保護推進マスタープラン」2024年04月29日官報公布(2024年04月05日発出)
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