2023年に発出された天然資源環境省の告示に準ずるもの
2024年09月04日、陸運局はオートバイの排気管から出る一酸化炭素および炭化水素ガスの規制基準に関する告示を官報公布しました。この告示は官報公布日より60日の猶予期間を経て発効となります。
この告示発出の背景
陸運局によるオートバイの排気管から出る一酸化炭素および炭化水素ガスの規制基準規定はこれまで2010年に発出された「陸運局告示 バイクの排気管から出る一酸化炭素および炭化水素ガスの値の確認基準と方法の決定」(今回発出された告示と同タイトル)を基準としていました。
しかし今回、2023年に天然資源環境省から発出された「天然資源環境省告示 バイクの排気管から排出される一酸化炭素ガスおよび炭化水素ガス基準の規定」で定められた新たな基準に準ずるために、上述の2010年に発出された告示を廃止、昨今の自動車産業の生産技術向上と私たちを取り巻く状況にさらに適したものにすることを目的に新たな告示が発出されたものとなります。
この告示の内容
この告示において、2023年に天然資源環境省から発出された一酸化炭素ガスおよび炭化水素ガス基準の規定に基づき、バイクの排気管から出る一酸化炭素および炭化水素ガス値基準と測定方法が規定されています。主な内容は下記の通りです。
バイクの登録年度による排ガス基準
登録された年代別に排ガス基準が設定されています。
■ 2006年07月01日以前に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の4.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に10,000ppm.を超えないこと
■ 2006年07月01日から2009年12月31日に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の3.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に2,000ppm.を超えないこと
■ 2010年01月01日から2021年12月31日に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の2.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に1,000ppm.を超えないこと
■ 2022年01月01日以降に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の1.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に500ppm.を超えないこと
排ガスの測定方法の規定
■ NDIR (Non Dispersive InfraRed、非分散型赤外線) 方式の測定器を使用します。測定するガス分子が特定の波長の赤外線を吸収する性質を利用してその濃度を算出するもので、排気管からの一酸化炭素の濃度測定の最大測定範囲が体積の4.5%以上、炭化水素ガスの濃度測定範囲がN-ヘキサンと同等の10,000ppm以上の測定器か、同等の基準を持つ測定器であることが求められます。
■ 測定方法について、下記のように言及されています。
1) バイクのギアをニュートラルにして停車し、エンジンを通常の動作温度まで作動させます。
2) エンジンをアイドリングさせ、排ガス・プローブ(probe)を排気管のできるだけ奥まで挿入します。
3) 一酸化炭素と炭化水素の濃度を測定します。表示装置が安定していない場合は、測定値の最高値と最低値の平均値を取ります。
4) 2)と3)の作業を再度行い、2回の作業の平均値を判断基準として採用します。
この告示発出の根拠となる法令
この告示は自動車の部品と装飾品から規定された以上の大気汚染物質や騒音、電磁波を放出することを禁じている「仏暦2551年(西暦2008年)自動車の部品および装備を規定する運輸省令」第13項に基づき発出されたものです。
参考情報
「陸運局告示 バイクの排気管から出る一酸化炭素および炭化水素ガスの値の確認基準と方法の決定」2024年09月04日官報公布(2024年08月02日発出)官報公布日より60日の猶予を経て発効
「天然資源環境省告示 バイクの排気管から排出される一酸化炭素ガスおよび炭化水素ガス基準の規定 仏暦2566年(西暦2023年)」2023年2月23日官報公布 (2023年1月4日発出)
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