米国|小型無人航空機カテゴリー2、3の運用に関する許容可能なコンプライアンス解釈

HOME > 国・地域, セクター, 注目領域, 米国, 機械・電気電子機器, 航空機・船舶・鉄道, ロボット・AI・ドローン・VR/AR, > 米国|小型無人航空機カテゴリー2、3の運用に関する許容可能なコンプライアンス解釈

米国|小型無人航空機カテゴリー2、3の運用に関する許容可能なコンプライアンス解釈

安全要求事項への適合証明におけるMOC

2021年12月16日、米国運輸省(DOT)、連邦航空局は、ヒトの上での小型無人航空機の安全要求事項の適合証明に関して、許容可能なコンプライアンス解釈(Accepted means of compliance, Accepted MOC)を公示しました。今回FAAが承認したMOCは、カテゴリー2および3の小型無人航空機の安全要求事項への適合を証明するために必要な最小限の試験、検査、分析を扱っています。

小型無人航空機のカテゴリー

2021年01月15日に公布された「ヒトの上での無人航空機の操作規則」は、同年04月21日に発効となり、特定の状況下において、人の上での日常的な操作と夜間の日常的な操作を認めています。この規則により、典型的な運用では、FAAから個別に免除証明書を受け取る必要がなくなりました。背景には、2016年06月に公布された規則では、重量55ポンド未満の民間小型無人航空機のリモートパイロット認証および運用について規定がなされ、免除がなければ夜間や人の上での小型無人航空機の運航を認めていなかったことがありました。

ヒトの上を飛行できるかどうかは、小型無人航空機の運用が地上のヒトに与えるリスクの度合いによってカテゴリー分けされ、それぞれ条件が設けられています。

■ カテゴリー1

小型無人機は、以下の条件を満たす場合、人の上を飛行することができる。
-離陸時および運航期間中に機体に搭載されているものを含めた重量が0.55ポンド以下であること。
-裂傷の原因となる回転部分が露出していないこと。
-カテゴリー1の運用では、リモートIDに準拠した運用を行わない限り、指揮を執るリモートパイロットは小型無人航空機を屋外の集合体の上で持続的に飛行させてはならない。

■ カテゴリー2

重量が0.55ポンドを超え、規則に基づく耐空証明書を持たない無人航空機を使用して人の上空でオペレーションを行う際の、性能ベースの資格および運用要件を準拠。

-運用では、リモートIDに準拠した運用を行わない限り、指揮を執るリモートパイロットは、小型無人航空機を屋外の集合体の上で持続的に飛行させることはできない。

■ カテゴリー3

重量が0.55ポンドを超え、規則に基づく耐空証明書を持たない無人航空機を使用して人の上空でオペレーションを行う際の、性能ベースの資格および運用要件を準拠。

-指揮を執るリモートパイロットは、小型無人航空機を屋外の人間の集合体の上で操縦することはできない。
-次の場合に限り、指揮を執るリモートパイロットは、人の上空で小型無人航空機を操作することができる。
 ・操作が閉鎖された場所やアクセス制限のある場所で行われ、その場所にいるすべての人が小型UASが自分たちの上を飛行する可能性があることを知っている場合、又は
 ・人が操作に直接参加しているか、落下してくる小型無人航空機から合理的に保護することができる屋根付きの構造物の下や固定された車両の中にいる場合を除き、小型無人航空機が人の上を持続的に飛行しないこと。

■ カテゴリー4

規則に基づいて耐空証明書を発行された小型無人航空機で、承認されたフライトマニュアルに記載された操作制限、または管理者が別途指定した操作制限が人の上での操作を禁止していない限り、人の上で操作することができる。
リモートIDに準拠した運用を行わない限り、リモート飛行の運用は、小型無人航空機を屋外の集合体の上で持続的に飛行させることはできない。
小型無人航空機の耐空性を維持し、カテゴリー4に従って人の上を飛行するためにFAAが許容できるレベルの信頼性を継続的に満たすために、追加の要件が適用される。

今回公布された規則は、この中でもカテゴリー2および3を対象としたものとなります。

許容可能なコンプライアンス解釈(Accepted MOC)

今回の規則の対象となる資格要件を満たすためには、小型無人航空機はFAAが承認したMOCに従うことにより、性能ベースの安全要件等を満たさなければならないとされています。FAAが承認したMOCは、安全要求事項への適合を証明するために必要な最小限の試験、検査、分析を扱っています。MOCは、怪我の重症度制限、露出した回転部品の禁止、安全上の欠陥がないことの検証を行うものでなければならず、FAAは、申請者が所定の規則の要求事項に準拠していることを宣言するために申請に基づいて審査した後、MOCを承認します。また、FAAは、MOCが受理されたことを示す通知を官報に掲載し、申請者に通知することで、MOCの受理を示すことになります。

Accepted MOC

今回のMOCでは、FAAが、VT MAAPのパフォーマンスベースのMOCを、カテゴリー2の運用に関する規則§107.120(a)の要件、またはカテゴリー3の運用に関する規則§107.130(a)の要件に受け入れられるMOCとして認めています。

※VT MAAPとは、Virginia Tech Mid Atlantic Aviation Partnershipのことで、FAAが指定している無人航空機の試験サイトの一つです。MOCの対象となるのは、VT MAAPが2021年10月20日に公表した「ヒトの上での小型無人航空機の操作MOC1.0版」の要件となります。これに準拠すれば、連邦規則の要件も満たすものとして扱われる、ということになります。但し、そのための細かな手順や必要なアクションがあります。

詳細について関心がある方は下記より個別の調査相談等のお問い合わせにてお知らせください。

 

注目情報一覧

新着商品情報一覧

調査相談はこちら

概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど
様々な調査に柔軟に対応可能でございます。

(調査例)
  • ●●の詳細調査/定期報告調査
  • ●●の他国(複数)における規制状況調査
  • 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
  • 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など
無料相談フォーム

    会社名・団体名

    必須

    ※個人の方は「個人」とご入力ください。

    所属・部署

    任意

    お名前

    必須

    メールアドレス

    必須

    電話番号

    任意

    お問い合わせ内容

    任意

    Page Top