米国|ニューメキシコ州、クリーンカー規則を採択

CA州クリーンカー制度を適用へ

2022年05月05日、ニューメキシコ州環境改善委員会(EIB)とアルバカーキ・ベルナリオ郡大気質管理委員会(AQCB)は、合同公聴会の後、それぞれクリーンカー規則を採択しました。両者がそれぞれクリーンカー規則を承認したことにより、カリフォルニア州の先進クリーンカー制度が、2022年07月01日からニューメキシコ州全土で実施されることになりました。

概要

この協調的な規制パッケージは、2026年式からの新車の乗用車、トラック、SUVからの温室効果ガス、オゾンやスモッグの原因となる汚染物質の排出を削減することになります。

この規則には、ますます厳しくなる自動車の排出基準と、ニューメキシコ州でバッテリー式電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などのゼロエミッション車(ZEV)の販売を増やすようメーカーに義務付けることが含まれています。クリーンカー規則は、2050年までにニューメキシコ州で約13万トンの温室効果ガスと1,700トン以上の有害なオゾン層破壊大気汚染を除去すると予測されています。

ニューメキシコ州でテールパイプ排出ゼロの自動車とトラックが2021年の1,800台から規則の完全導入までに5,600台へと3倍に増えることは、ニューメキシコ州民全員、特に使用量の多い道路の近くに住む負担の大きいコミュニティの健康に寄与します。将来、より効率的な中古電気自動車が入手しやすくなれば、収入の多くを燃料費に費やす傾向にある低所得者層の購入者にもメリットがあります。

ニューメキシコ州環境局(NMED)Cabinet Secretary のジェームズ・ケニー氏(James Kenney)

クリーンカー規則は、ニューメキシコ州とアルバカーキ市がそれぞれ取り組んでいるオゾン層破壊防止対策の一環で、オゾン濃度が上昇している郡でのオゾン層破壊を防止することを目的としています。

環境改善委員会の規制は、アルバカーキ・ベルナリロ郡大気質管理委員会の管轄であるベルナリロ郡内を除く、州内の非部族地域全体の大気質を管理しています。この規則がEIBとAQCBの両方の管轄区域に適用され、第177条の同一性要件を満たすことを保証するため、アルバカーキ市とNMEDはこの規則についてパートナーとして協力しています。

参考

■ New Mexico adopts Clean Car Rule/CITY OF ALBUQUERQUE

出典-GreenCarCongress

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