家庭の電気代節約と温室効果ガス排出の削減が狙い
2022年12月19日、エネルギー省(DOE)は電球の最小電球効率の基準を1ワットあたり45ルーメンから120ルーメン以上に大幅に引き上げることを提案しました。バイデン政権は2022年の目標である、家庭の電気代節約と温室効果ガスの削減に対する「100の行動」の一環として、家電製品のエネルギー効率基準の見直しを行っています。電球の基準改正はこの行動の一部です。
ここでは、「バイデン政権の長期目標」「「100の行動」について」「電球の基準改正の内容とその目的」「規則制定案に関するコメントの募集」について記事になっています。
バイデン政権の長期目標:
エネルギー政策における政権の長期目標は、2022年に110以上の省エネ対策を行い、今後数年間のエネルギー料金の削減を実行することで、
- 平均的な家族で少なくとも年間100ドルの節約をさせる。30年間で累積5,700億ドルの節約を目標に据える。
- 温室効果ガス排出量を24億トン以上削減し、2050年までに正味ゼロ排出経済を達成する。
- クリーンエネルギーの未来に向けた技術開発などの競争において米国のリーダーシップを強化する。
- 米国において環境汚染問題などを減少させ、健康的な生活ができる地域社会を提供する
となっています。
「100の行動」について:
バイデン政権は、その目標である「平均的な家族で少なくとも年間100ドルの節約をさせる。」を達成するために、2022年に100以上を目標に実際には110以上の規制の改正を行っています。バイデン政権の下で、エネルギー省(Department of Energy 、DOE)の建築技術局は、炉、エアコン、ヒートポンプ、照明、給湯器、家電製品、業務用冷凍機器など60を超える電化製品カテゴリーの最低限の効率基準を、省エネ基準を法制化し実施しています。
2022年の実施例には今回の電球の基準改正以外に、以下の事例が含まれます。
■ ガス炉:住宅用ガス炉の基準は30年以上大幅な変更はありませんでした。DOEは新しい基準を提案し、消費者全体で年間19億ドルの節約をする改善を行いました。この規則は、30年間で炭素排出量を3億7,300万メートルトン、メタン排出量を510万トン削減すると推定され、これは年間6,100万世帯が排出する量に相当します。
■ ルームエアコン:アメリカの家庭は毎年700万台以上のルームエアコンを購入しています。DOEは、これらの省エネ効率を高めるための規則案を発行し、製品の寿命において消費者を最大275ドルの節約をする改善を行いました。この規則は、30年間で炭素排出量を約5,000万メートルトン削減し、これは年間600万世帯以上が排出するものに相当します。
■ 衣類乾燥機:DOEは、電気衣類乾燥機とガス衣類乾燥機の両方に対してより強力な効率基準を提案し、これにより、平均的な家庭の年間光熱費を36ドル節約できます。この規則は、30年間で炭素排出量を1億1,600万メートルトン削減し、これは1,460万世帯が年間に排出するものに相当します。
電球の基準改正の内容とその目的:
今年初めよりDOEは非効率的な白熱電球の短期的で段階的な廃止を提案・実施していました。今回その一部として、「電球の最小電球効率の基準を1ワットあたり45ルーメンから120ルーメン以上に大幅に引き上げる」改正を提案しました。
この新しい規則により、家庭用電気として使われている電球が効率的でより長持ちするLED電球に置き換わることが予想されます。
この規則により、DOEは実施後30年間で、最大200億ドルの消費者の節約、1億3,100万メートルトンの二酸化炭素削減、90万3,000トンのメタンの累積排出の削減がもたらされると推定しており、これは1年間で2,900万世帯の電力使用量にほぼ相当します。
規則制定案に関するコメントの募集:
DOE は、2023 年 2 月 1 日午後 1:00 (米国東部標準時) にウェビナーを開催し、DOE の規則制定案に関するフィードバックを募集します。
各電化製品の基準については、アプライアンスおよび機器規格プログラムのホームページを参考にしてください。ブランドやモデルごとに対象電化製品を調査、評価、比較できる使いやすいツール、eeCompassも参照できます。
参考:
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