米国|EPA、2024~2027年度の国家執行・遵守イニシアチブにPFASを追加することを提案
2024〜2027年度の国家執行およびコンプライアンスイニシアチブ(NECI)を発表
2023年1月19日、米国環境保護庁(EPA)は、国家執行およびコンプライアンスイニシアチブ(NECI)に、「気候変動の緩和」と「PFAS汚染に対処」を加える案を示し、パブリックコメントを募集しました。次の4年でEPAが集中する事業を表明するNECIで、気候変動とPFAS汚染について重点的に対処することを示した形になります。
ここでは「NECIとは」「NECIの目的」「NECIの内容」について記事になっています。
NECIとは:
深刻かつ広範な環境問題に予算などの重要なリソースを集中させるため、EPAは4年毎に国家執行およびコンプライアンスイニシアチブ(National Enforcement and Compliance Initiatives、NECI)を選定しています。このイニシアチブの主な目的は、法執行を通じて環境汚染の原因となっている事業者などに責任を負わせ、また規制対象事業者の法令遵守を支援することによって、ヒトの健康及び環境を保護することです。
ただし、近年EPAは法令遵守の支援と共に様々な種類の法令の執行も行っています。今回、EPAの幅広い役割をイニシアチブの名前に反映するため、このイニシアチブを「国家コンプライアンスイニシアチブ」(NCI)から「国家執行およびコンプライアンスイニシアチブ」(NECI)に名称を変更しました。
NECIの目的:
EPAは、2024-2027年度におけるNECIを決定する際、以下の3つの目標を掲げました。
(1)深刻で広範な環境問題と、特に負担が大きい脆弱な地域社会の人々の健康と環境に影響を与える重大な違反に対処する必要性。
(2)それぞれの連邦政府の機関が一貫して法の執行を行い、公平な競争の促進と法令遵守の支援を行うこと。
(3)国際原子力機関(International Atomic Energy Agency 、IAEA)の戦略計画との整合を計ること。
NECIの内容:
EPAは、2024年から2027年年度におけるNECIに以下の4つの点を継続して採用することを提案しています。
- 有害な汚染物質の過剰排出を抑制することにより、地域社会のために空気を浄化
- 産業および化学施設での偶発的な放出の危険性を削減
- 国家汚染物質排出排除システム(NPDES)プログラムの重大な違反を減らす
- コミュニティ水道システムにおける飲料水基準の不遵守を減らす
さらに、EPAは、2024年から2027年年度におけるNECIに以下の2つの点を戻して採用することを提案しています。
- 有害廃棄物施設からの有毒大気排出の削減
- 車両やエンジンの売却後の車両の改良を禁止
一方、EPAは、2024年から2027年度におけるNECIに以下の2つの点を新たに追加採用することを提案しています。
- 気候変動の緩和
- PFAS汚染への対処
EPAは加えて、石炭燃焼残留物(Coal Combustion Residuals、CCR)汚染および/または鉛汚染に対処すること内容をNECIに追加するかどうかについてもコメントを受け付けています。利害関係者や一般の方からの追加の提案を受け入れています。
EPAは、負担が大きい脆弱な地域社会を保護するために考えうるすべての考慮事項をこのイニシアチブに組み込んでいますが、さらに60日間(3月13日まで)でNECIの変更案に関するパブリックコメント求めています。
参考:
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