2022年02月15日、ニュージャージー州知事フィル・マーフィー氏は、同州先進クリーン自動車規則IIの採択に向けたプロセスを開始すると発表しました。ニュージャージー州環境保護庁(DEP)は、カリフォルニア州大気資源委員会(CARB)が実施する先進クリーン自動車規則II(ACC II)採択の可能性について検討を開始しました。
概要
ACC II規則が採択された場合、自動車メーカーは2035年までに小型車のゼロエミッション販売を100%にすることを義務付けられます。
ワシントン州、オレゴン州、バーモント州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州は、2022年にACC II規制を採用しました。ChargEVCによると、デラウェア、コネチカット、メリーランド、ロードアイランドの各州はすでにプロセスを開始しており、2023年に規制を採用する予定となっております。
遅ればせながら、ニュージャージー州がついにカリフォルニア州に続いてこの規制を採用したことは喜ばしいことです。これは、ニュージャージー州を国の気候変動リーダーとして確固たるものにするのに役立ちます。重要な一歩ではありますが、私たちは明確な認識を持たなければなりません。交通機関の電化への完全移行を実現するためには、発表だけでなく、多くの取り組みが必要です。
ChargEVC-NJのCEO、パム・フランク氏
ニュージャージー州には、州内の急速充電公共インフラの構築を支援する電気自動車充電インフラインセンティブプログラムがすでにあります。このジャンプは、2020年の電気自動車法の制定に始まり、全国EVインフラ (NEVI) 定式化プログラムからの追加1億400万ドルでスーパーチャージされます。
さらに、州は大型電気自動車(EV)向けに新たな助成金を提供し、未消化の地域温室効果ガスイニシアチブ(RGGI)オークション収益7000万ドルを、中型および大型EV導入のための消費者の初期費用低減に充てるとされています。
参考
出典-GreenCarCongress
当社は、北米域を中心に質の高い自動車関連情報を提供している情報ソース「Green Car Congress」について、その記事を日本語に翻訳して配信することの許諾を得ています。Green Car Congressは、米国カリフォルニア州に所在するBIOAGE GROUP, LLCが提供するウェブサイトで、電気自動車や燃料電池車、それに係わるインフラや電池関連情報について、情報配信しています。