米国|排水の分析に関する水質汚濁防止方法の更新規則

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米国|排水の分析に関する水質汚濁防止方法の更新規則

地方自治体などの下水・排水処理施設でのテスト手順の変更

2023年2月21日、環境保護庁(EPA)は、水質浄化法(CWA)に基づいた国家汚染物質排出排除システム(NPDES)許可プログラムにおける水質汚濁防止方法の更新について規則案を発表しました。排水などのサンプルを自治体などが分析する際に使用するテスト手順の変更を提案しています。ここでは、「背景」「内容」について記事になっています。

背景:

環境保護庁(United States Environmental Protection Agency, EPA)は、水質浄化法(Clean Water Act、CWA)のもと、汚染物質の分析のために、排水やその他のサンプルの分析方法やその試験手順を公布します。

そして、排出源に直接規制を加えることで、米国の水域に汚染物質が排出されることを防いでいます。EPAは、直接規制するにあたり、基本的な国内排水基準として、「二次処理規則」として地方自治体などの下水・排水処理施設に適用される水質基準と、産業施設のカテゴリーに応じて排水源に直接適用される基準を設定しています。EPAは、どちらの基準も、水質汚染に対処する国家汚染物質排出排除システム(National Pollutant Discharge Elimination System、NPDES)許可プログラムにそって設定を行っています。

一方、州、部族、地方自治体は、アメリカ国内の水源や排水などの水質に関して、このNPDES許可プログラムのもとで、許可、管理、執行など多くのことを施行しています。

生活排水、工業排水、家畜飼養排水、農業排水、雨水などさまざま排水を受け入れる地方自治体などの下水・排水処理施設も、NPDES許可を必要とする施設です。

このような施設は、受け入れる排水に応じて決まった手順で試験が行われ、排出源の必要要件に応じて設定された基準値が守られていることが証明された上で、NPDES許可が出されています。近年、排水などの試験は分析技術の進歩が速く、そのため地方自治体などが管理する各下水・排水処理施設は利用可能な低利融資プログラムであるClean Water State Revolving Fundを利用し、分析方法や技術を向上させています。

今回、EPAは、地方自治体などの下水・排水処理施設が試験データの品質を向上させながら、しかし柔軟に試験を行い、NPDES許可の監視要件を満せるようにするため、テスト手順の変更を提案しました。EPAはこの提案が、既存の承認されている手順に若干の変更と修正を加えているだけなので、施設にとって経済的な悪影響を及ぼさないと考えています。

内容:

EPAは、NPDES許可プログラムに従って、排水およびその他のサンプルの化学的、物理的、生物学的特性を分析する際に地方自治体などの下水・排水処理施設が使用するテスト手順の変更を提案しています。以下が変更点です。

■ 腸球菌または大腸菌いずれかの検出および列挙のためのメンブレンフィルター手順が変更されます。選択培地でのインキュベーション後の成長・増殖は、メンブレンフィルターの表面上のコロニーの発達に基づいて、計算されます。

■ ASTM規格は、世界最大・民間・非営利の国際標準化・規格設定機関である米国材料試験協会 (American Society for Testing and Materials)の規格です。今回は、世界貿易機関(WTO)貿易の技術的障壁(TBT)委員会によって発行された「国際標準、ガイド、および推奨事項の開発のための原則に関する決定」に従い、ASTM規格の適切な方法や範囲を示した条項を最終規則の本文に追加しました。

■ 標準検査方法の多くの手順が見直され、次期版の「Water & Waste of Exam of Our water」の発行に備えられました。

具体的には、「表IA-排水および下水汚泥に関する承認された生物学的手法のリスト」「表IB-承認された無機質試験手順のリスト」「表IC-非農薬有機化合物の承認された試験手順のリスト」「表ID-農薬の承認された試験手順のリスト」に各排水の種類に対する基準が記載されています。

この変更に伴い、「監視を実施する必要がある州、準州、および部族所有の施設」「NPDES許可に準拠するために監視を実施する必要がある施設」「NPDES許可により監視する必要がある公営処理施設(POTW)またはその他の自治体所有の施設」のテスト手順が影響を受けます。しかし、事業体が経営する産業施設などの排水源に直接適用される基準に、直接的な影響はありません。

参考:

排水の分析に関する水質汚濁防止方法の更新規則

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