2012年以来の新たなグリーンガイドの改訂に向けた取り組み
2023年03月01日、連邦取引委員会(FTC)は、当局のグリーンガイドの継続的なレビューの一環として、2023年05月23日に「リサイクル可能な(recyclable)」という広告標識に関するワークショップを主催することを発表しました。ここでは、「グリーンガイドとは」「ワークショップの詳細」について記事になっています。
グリーンガイドとは:
米国連邦取引委員会(Federal Trade Commission、FTC)委員会は、FTC法のセクション5の下で環境マーケティングにおける欺瞞的な広告標識を排除するために、通称グリーンガイド(Green Guides)という案内書を発行しています。このグリーンガイドの正式名称は「環境マーケティング標識の使用に関するガイド(Guides for the Use of Environmental Marketing Claims)」です。
このグリーンガイドには、特定の広告の内容に対する都合のよい消費者の解釈や商品のマーケティング担当者が消費者を意図せずに混乱させてしまうことを防ぐ方法、また販売事業者が法律に基づいて裁判で主張する方法など具体例を用いて説明されており、環境マーケティング領域についての広告に関する多くの内容が含まれています。
このグリーンガイドはあくまでガイドラインとして法的効力はありませんが、実質的には限りなく法律に近い文書です。そのため、FTCは、このグリーンガイドの内容を元にして、これまでに環境マーケティング関連で虚偽の広告を行った数々の企業を摘発し、それでも態度を改めない企業に対しては訴訟を起こしています。
このグリーンガイドは、1992年に最初に発行され、1996年、1998年、2012年に改訂されています。
2012年の改定時には、5,000以上のパブリックコメントの精査や消費者の認知度調査などを経て改訂版が発表され、「分解可能」「堆肥化可能」「リサイクル可能(recyclable)」「リサイクル原料を使用」「資源削減」「オゾン層にやさしい」「一般的な環境用語」の7つの用語のみであった1998年度版から新たに、「カーボンオフセット」「○○フリー(未使用)」「毒性がない」「再生可能エネルギー使用」「再生可能原料の使用」「認証」といった新しい項目が追加されています。
現在FTCは2012年度版の更新の必要性について検討しています。
ワークショップの詳細:
2023年3月1日、FTCは2012年度版の更新の必要性について、パブリックコメントを参考にするため、2023年5月23日にワシントンDCでワークショップを開催することを発表しました。このワークショップでは、2012年版グリーンガイドのレビューの一環として、「リサイクル可能な(recyclable)」という広告標識について特に検討します。
このワークショップ「FTCとゴミについて話す:「リサイクル可能な」広告標識とグリーンガイド」は無料で一般に公開され、事前登録は必要ありません。
このワークショップは、ワシントンDCのコンスティテューションセンター(Constitution Center in Washington)13階の会議室で、東部標準時の午前8時30分から午後12時30分まで、開催されます。また、インターネットを介してライブで視聴することもできます。
ワークショップで議論される問題に関連した書面によるコメントは、2023年6月13日までに提出する必要があります。コメントの送信方法に関する情報は、今後連邦官報の通知に記載される予定です。このグリーンガイドの検討に関する事案の責任当局は、FTCの消費者保護局となっています。
具体的なこのワークショップの議題は、米国におけるリサイクルについての慣行、リサイクル関連の広告の現状、現在および新たなリサイクル関連の広告に対する消費者の認識、リサイクルの広告について規制するグリーンガイドの更新や細かな内容の変更の必要性などです。より詳細な議題は今後数か月以内に公開される予定です。
参考:
FTCは、グリーンガイドの継続的なレビューの一環として、「リサイクル可能な」という広告に関するワークショップを主催します
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