米国|宇宙からの補足適用範囲(SCS)の新しい規制枠組みを提案

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米国|宇宙からの補足適用範囲(SCS)の新しい規制枠組みを提案

米国内の衛星と地上波のネットワークの統合を促進

2023年04月12日、連邦通信委員会(Federal Communications Commission)は、宇宙からの補足適用範囲(SCS)の新しい規制枠組みを提案しました。この衛星ネットワークと地上ネットワークの統合を促進する規則制定案が通知され、2023年5月16日まで意見募集されています。

ここでは、「背景」「内容」について記事になっています。

背景:

現在、特に遠隔地、通信サービスが無いもしくは不足している地域へネットワークを広げるため、衛星ネットワークと地上ネットワークの統合、つまり、衛星サービスプロバイダーと地上波無線サービスプロバイダーとの間の提携が進展しています。

この中の一部では、衛星サービスプロバイダーは宇宙空間で使用するために割り当てられている周波数帯を利用し、相互運用可能な技術を通じてモバイル衛星サービスを広く提供するため、地上波無線サービスプロバイダーと提携しています。

しかし、現在の規則では地上波モバイルサービス用に割り当てられている周波数は地上波無線サービスプロバイダー側に独占的に権利があるため、衛星サービスプロバイダーが地上波の周波数を利用するためには、さらなる通信委員会の措置が必要となっています。

このため、衛星と地上の共同事業者より、提案するサービスを実施できるかを試験するために、米国周波数割当表に関する様々な委員会規則の免除が要求された場合もあります。その他の企業は、衛星と携帯端末間の通信を試験するために、委員会の措置権限を利用しています。

内容:

この通知において、連邦通信委員会は、宇宙からの補足適用範囲(Supplemental Coverage from Space、SCS)の新しい規制枠組みを提案することにより、衛星ネットワークと地上ネットワークの統合の促進を目指しています。

具体的には、最初のステップを以下のように提案し、各A~Fの内容(例えばAで記載された周波数やCの国際法とのすり合わせ方法について)の意見を募集しています。

  1. 地上波サービスに割り当てられている一部の周波数の帯域に、衛星サービスプロバイダーへの割り当てを追加

ただし当初は、(1)地理的に独立した地域(Geographically Independent Area、GIA)において、関連する周波数のすべてを直接的または間接的に保有する地上波無線プロバイダーが1つしかない地域、および (2)割り当ての帯域に非フレキシブル使用の既存の事業(連邦または非連邦を問わない)が存在しない地域が、追加の条件です。

現時点で非連邦の移動衛星サービスの脚注割り当てを追加する地上帯域は、600 MHz:614〜652 MHzおよび663〜698 MHz、700 MHz: 698–758 MHz, 775 MHz–788 MHz, および 805–806 MHz、800 MHz: 824–849 MHz および 869–894 MHz、ブロードバンドPCS:1850〜1915 MHzおよび1930〜1995 MHzです。

AWS–H ブロック:1915–1920 MHz および 1995–2000 MHz、WCS:2305〜2320 MHzおよび2345〜2360 MHzも含まれています。

  • 地上波のサービスエリア格差を解消

衛星と地上波のプロバイダーが協力してSCSを迅速に享受できるようにする、そして地域格差を低減するため、GIA内を優先します。

GIAには、(1)米国本土(CONUS)、(2)アラスカ、(3)ハワイ、(4)米領サモア、(5)プエルトリコ/米領バージン諸島(USVI)、(6)グアム/北マリアナ諸島内の地域とされ、GIA間が地理的に大きく隔たっていることが条件です。

  • 国際協調を提案

本規定で特定された帯域を使用することは、米国または米国に接した国の国境付近においては国際協定が適用されるため、周波数帯や運用の種類によってさまざまな規則や制約があります。

今後、特に国境付近のSCSをどのように国際法である国際電気通信連合(International Telecommunication Union、ITU)の無線規則に沿わせていく必要があります。

  • A~Cで提案されたSCSの条件をさらに拡張する予定
  • 衛星サービスプロバイダーに割り当てられている宇宙空間での周波数帯を、地上波プロバイダーが提供する民間機器の宇宙ベースの適用範囲とする

SCSで提案されていることとは反対に、衛星サービスプロバイダーに割り当てられている周波数帯を地上波プロバイダーが提供する自前の宇宙ベースに割り当てる

  • その他

この新しい規則案により、地上サービスプロバイダー(提供事業者)と協力する衛星事業者は、地上サービスプロバイダーに割り当てられ現在認可されている使用スペクトルを、宇宙ステーションで運用することが連邦通信委員会により承認されます。

これにより、特に遠隔地、通信サービスが無いもしくは不足している地域へ、プロ衛星サービスのバイダーが適用範囲を広げることができ、緊急通信の可用性が高められると考えられます。また、今後、地理的に独立した地域でなくとも消費者への無線サービスの提供において多様性と競争が促進されると考えられます。

参考:

Supplemental Coverage from Space(SCS)の新しい規制枠組みを提案

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