米国|連邦取引委員会、偽のレビューと証言を禁止する規則案を発表

HOME > 国・地域, 注目領域, 米国, ロボット・AI・ドローン・VR/AR, > 米国|連邦取引委員会、偽のレビューと証言を禁止する規則案を発表

米国|連邦取引委員会、偽のレビューと証言を禁止する規則案を発表

企業が欺瞞的なレビューを採用・購入・承認・公開することを禁止した規則案の通知

2023年6月30日、連邦取引委員会(FTC)は、製品やサービスに関する実際の真実の評価を探している消費者を欺くために、企業のマーケティング担当者が適正な商取引を損なう偽レビュー、もしくは正直で否定的な内容を排除し肯定的な内容のみを取り入れた違法なレビューやその承認を行うことを禁止する新しい規則案を通知しました。

ここでは「背景」「内容」について記事になっています。

背景

現代のデジタル媒体では、悪意ある人物が記載した偽レビューを含む欺瞞的な広告があふれています。例えば、この規則制定案の通知の中で明らかにしているように、連邦取引委員会(Federal Trade Commission、FTC)では、消費者レビューや過去の事例からの証言などを引用して新たな偽レビューを書くことを補助する生成AIの出現を指摘しています。

内容

FTCの消費者保護局では、今回の規則案は「現代のデジタル時代において、偽のレビューを含む欺瞞的な広告を攻撃するためあらゆる手段を使用する」として、「違反企業へ民事罰」と「誠実な企業へ平等な競争の場」提供するために役立つはずである、と考えています。

今回提案された規則では以下のことを禁止しています。

  • 偽の消費者レビューやお客様の声を販売または取得する:企業が、存在しない人、製品やサービスの経験がない人、または自分の経験を誤って伝えた人による消費者レビューや証言を、書いたり販売したりすることを禁止します。また、その内容が偽物または虚偽であることを知っていた、または知っているべきであった場合、企業がそのようなレビューを入手したり、そのような証言を広めたりすることを禁止します。
  • レビューハイジャック:企業が、ある製品について書かれた消費者レビューを使用または転用して、実質的に異なる製品のために書かれたように見えるようにすることを禁止します。FTCは最近、最初のレビューハイジャック執行措置を提起しています。
  • 肯定的または否定的なレビューの購入:企業が、肯定的または否定的な表現する消費者レビューを書くことを条件として、報酬またはその他のインセンティブを消費者に提供することを禁止します。
  • インサイダーレビューと消費者の声:会社の役員などの関係責任者が、関係を明確に開示せずに、その製品またはサービスのレビューまたは証言を書くことを禁止します。また、企業が関係を明確に開示せずにインサイダーによる証言を広めることを禁止します。企業がこれらの関係を知っていたか、知っているべきであった場合、役員または関係責任者による会社の従業員またはその親戚へのレビューの勧誘を禁止します。
  • 企業が管理するレビューWebサイト:企業が、自社の製品またはサービスについて独立した意見を提供すると主張するWebサイトを作成またはその内容を制御することを禁止します。
  • 違法なレビューの抑制:企業が、否定的な消費者レビューを禁止または削除するために、不当な法的脅迫、その他の脅迫、または虚偽の告発を行うことを禁止します。否定的なレビューが抑制されているにもかかわらず、企業がウェブサイト上にすべてのレビューが示されていると誤って伝えることを禁止します。
  • 偽のソーシャルメディア指標の販売:企業が、偽のフォロワーや閲覧など、ソーシャルメディアの影響の誤った指標を販売することを禁止します。また、商業目的でそれらの重要性を誤って伝えるために、企業がそのような指標を購入することも禁止します。

この規則案は、FTCが2022年11月に発表した規則制定案の事前通知に続くものです。FTCは、事前通知により、個々の消費者、業界団体、レビュープラットフォーム運営者、中小企業、消費者擁護団体、偽のレビューと対抗する団体、および学術研究者から意見を受け取りました。

近年、FTCはこの分野で強力な執行措置を講じていますが、民事罰権限のない規則の執行では、欺瞞的なレビューや証言の慣行を阻止するには十分ではないとも考えています。事実、AMGキャピタル・マネジメントLLC対FTC事件における最高裁判所の判決は、FTC法に基づく消費者への金銭的救済を求めるFTCの主張は退けられました。

のため、今回の提案で、禁止されている慣行を明確に規定し民事罰の司法による賦課を許可する規則を作成することで、欺瞞的レビュー使用への抑止力とFTCの執行措置を強化する目的があります。

この規則案の通知には、提案に関するFTCからの質問内容が含まれています。多くの質問は、どのようなことを禁止内容に含めるべきかどうかに焦点が当てられています。FTCは、今後受け取った意見を検討した後、最終規則の発行を行うかどうかを決定します。この規則案の通知は、まもなく連邦官報に掲載され、そこに意見を提出する方法が記載されます。FTCは、この規則案の通知に関する意見を、通知の公開から60日以内に受け取る必要があります。

参考

連邦取引委員会、偽のレビューと証言を禁止する規則案を発表

https://www.ftc.gov/news-events/news/press-releases/2023/06/federal-trade-commission-announces-proposed-rule-banning-fake-reviews-testimonials

注目情報一覧

新着商品情報一覧

調査相談はこちら

概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど
様々な調査に柔軟に対応可能でございます。

(調査例)
  • ●●の詳細調査/定期報告調査
  • ●●の他国(複数)における規制状況調査
  • 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
  • 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など
無料相談フォーム

    会社名・団体名

    必須

    ※個人の方は「個人」とご入力ください。

    所属・部署

    任意

    お名前

    必須

    メールアドレス

    必須

    電話番号

    任意

    お問い合わせ内容

    任意

    Page Top