メタン汚染などの関連する環境への影響を防止へ
2023年12月02日、米国環境保護庁(EPA)は、「食品ロス・廃棄物削減と有機物リサイクルのための国家戦略草案」の公表について報じていました。また、連邦食品医薬品局(FDA)でも、12月04日に同戦略についての報道がなされました。この草案は、FDA、EPA、そして農務省(USDA)が共同で策定したもので、タイトルにあるとおり、食品やその他の有機廃棄物の損失や廃棄を防止し、二酸化炭素の28倍の温暖化係数を持つ気候変動の強力な要因であるメタン汚染などの関連する環境への影響を防止するための行動概要を示すものと位置づけられています。
概要・背景
■ EPA長官は、この草案をCOP28にて、米国の重要な成果物の一つとして発表。
■ EPAの調査によると、都市固形廃棄物の埋立地からの総排出量は減少しているが、埋立地の生ごみからのメタン排出量は増加しており、埋立地から大気中に放出されるメタン排出量の58%が生ごみによるものと判明。
■ 戦略草案は、温室効果ガス(GHG)排出量を削減するために、有機廃棄物の埋立地からの防止と転換を目指し、特に地域社会が十分なサービスを受けられず、過度の負担を強いられている場合に、地域社会規模の有機物リサイクルのインフラを構築し、汚染を削減し、雇用を創出する機会を強調している。
■ 草案は、2030年までに食品の損失と廃棄を50%削減するという国家食品損失・廃棄削減目標に向けた進捗を推進するものであり、メタン排出削減行動計画を支援するものでもある。
■ 草案は、4つの目標を掲げている。
ー 目標1:可能な限り食品の損失を防止すること
ー 目標2:食品の廃棄を可能な限り防止すること
ー 目標3:すべての有機廃棄物のリサイクル率を高めること
ー 目標4:食品ロス、廃棄防止、有機物リサイクルにインセンティブを与え、奨励する政策を支援すること
■ これらの目標について、EPA、FDAまたはUSDAが取り得る行動について説明されている。
参考情報
■ Draft National Strategy for Reducing Food Loss and Waste and Recycling Organics
目次
Background
ー Goal of the National Strategy for Reducing Food Loss and Waste and Recycling Organics
ー Scope of materials included in this Strategy
ー Environmental justice and equity
ー Challenges
ー Objectives
Objective 1: Prevent the loss of food where possible
ー Strategic actions
Objective 2: Prevent the waste of food where possible
ー Strategic actions
Objective 3: Increase the recycling rate for all organic waste
ー Strategic actions
Objective 4: Support policies that incentivize and encourage food loss and waste prevention and organics recycling
ー Strategic actions
Measuring progress toward the objectives
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