2023年欧州無線航法計画(ERNP)について
2024年01月25日、欧州委員会は2023年版の欧州無線航法計画(ERNP)を発表しました。欧州の主要資産の1つである全地球測位システム(GNSS)における衛星位置・航法・タイミング(PNT)を利用する様々な経済部門組織を対象として、情報提供を行います。
背景
■ 欧州無線航法計画(ERNP)は、欧州委員会に「分野別政策における全地球航法衛星システム(GNSS)アプリケーションの導入を促進するための欧州無線航法計画を発表する」ことを求めて公表された欧州宇宙戦略で言及されている取り組みの1つです。
■ 2018年に発表された欧州無線航法計画の全地球航法衛星システム(GNSS)の初版は、アプリケーションの開発と全分野政策への取り込みの促進を目的としたものです。欧州内における位置や航法を利用する様々な組織のための参考文書として機能する内容でもあり、全地球航法衛星システム(GNSS)は、欧州にとっての主要な資産の1つとなっています。
概要
2023年版の主要な内容は、欧州無線航法計画は衛星による位置サービスの利用、課題、今後の動向に関する関連情報を含んだものです。測位衛星システムであるガリレオとEGNOSの利用を促進することを目的としており、EUレベルで実施される立法等の行動を含む、分野別の具体的な推奨事項が明記されています。
欧州無線航法計画(ERNP)の2023年版には、弾力性のある位置サービスが重要であるというビジョンが示されています。また、宇宙関連の位置情報セグメントの継続的な改善、効率的な監視システムなどによる補完の仕組みも明記されています。
目次
1 はじめに
2 PNTの状況
3 EUにおけるPNT
4 EUにおけるPNTのビジョン
5 付録A:PNTシステム
6 APPENDIX B:レジリエントなPNTサービス
8 付録D: EUにおけるPNTの主要分野
9 付録E:EUの参照フレーム
10 付録F:頭字語
関係概要:欧州無線航法計画(ERNP)とは?
欧州無線航法計画(ERNP)は、欧州委員会に対して「各部門政策での全地球測位衛星システムの適用を容易にするための欧州無線航法計画を公表する」ことを求めるために2016年の欧州宇宙戦略で言及され、2018年3月に初版が発表されました。
今回発表された2023年版の目的は主に下記の通りです。
■ 位置情報の典型的な性能、強み、弱み、発展、トレンド、課題、機会に関する関連情報の提供
■ ヨーロッパにおける全地球航法衛星システム(GNSS)サービスの利用促進支援
■ ヨーロッパにおける全地球航法衛星システム(GNSS)に関する詳細な情報等
■ 各部門における、静止衛星を利用したシステムの市場領域における活用促進を目指す法律・規格等において推奨すべき事柄
■ EUのPNTサービスのレジリエンスを高めるための認識を高め、行動を推奨すること
なお、欧州無線航法計画(ERNP)は英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語で利用可能です。
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