EU|E-PRTR改正規則案についてEU理事会が交渉姿勢を定める

E-PRTR改正案のEU理事会案

2023年06月07日、EU理事会は、E-PRTRの改革案を盛り込んだ規則案について、欧州議会との交渉姿勢を定める交渉規定を採択し、修正案を明らかにしました。規則案は、より包括的で統合された産業排出ポータルを確立するために、既存の欧州汚染物質排出・移動登録(E-PRTR)を改良することが目的に位置付けられています。EU理事会と欧州議会の双方の交渉姿勢が定まると、交渉段階に入り、その結果となる暫定合意は、両機関で承認される必要があります。

概要

■ 主な目的は、産業設備から発生する主要な環境排出物について、より統合的で一貫性のあるデータセットへのアクセスを一般に提供することにより、グリーンディールのゼロ汚染の目標に向けて前進すること。

■ 「ポータルサイト」には、循環型、資源効率の高い経済への進展を監視するための、関連施設による水、エネルギー、原材料の使用に関するデータが含まれる。

■ 提案には、主に報告、方法論、データの使用に関するE-PRTR規則の実施における現在の欠点に対処することも含まれる。

■ 加盟国は、罰則に関する規定を産業排出指令に関する見解と整合へ。

■ 理事会は、加盟国が新しい規則に適応するための十分な時間を確保するために、規則の発効を2年延長する内容を提案。

欧州汚染物質排出・移動登録制度(E-PRTR)

E-PRTRとして知られる「欧州汚染物質排出・移動登録制度」は、日本でも「PRTR」として知られる制度の欧州での制度となります。E-PRTRは産業排出指令と密接に関連しており、汚染物質の排出や移動に関する報告要件は、同指令の下で定められた許可条件と一致しています。

■ EUでは、大気、水質、土壌の汚染につながる約5万件の産業施設が操業しているが、そのうち、E-PRTRは、65の経済活動を網羅する約35,000の産業施設から報告されたデータで毎年更新されている。このデータには、重金属、農薬、温室効果ガス、ダイオキシンなど91種類の主要な汚染物質が含まれている。

■ EUの産業界による汚染物質排出について、信頼性が高く比較可能なデータを提供し、E-PRTR規則は、EUの産業施設に求められる法的報告義務の枠組みを定めている。

欧州委員会案

■ 新たな欧州委員会案では、欧州汚染物質排出・移動登録制度(E-PRTR)は、EU産業排出ポータルに移行され、市民は欧州のどこで発行された許可証のデータにもアクセスでき、身近な汚染活動についても簡単な方法で見識を深めることができるようになるとされています。

参考

■ EU理事会交渉規定(理事会修正案)

 

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