EU|CMR物質ばく露保護指令の再体系化へ向けた改正案

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EU|CMR物質ばく露保護指令の再体系化へ向けた改正案

多くの改正により入り乱れた内容を再度体系化へ

2023年11月28日、欧州委員会は、「発がん性物質又は変異原性物質への作業場でのばく露に関連するリスクからの労働者の保護に関する指令」の体系化に関する改正案を公表し、意見募集を開始しました。これは、従来の指令が、何度も改正され、多くの場合かなり大幅に改正された数多くの条項が散在したままであること、元々、欧州委員会は、すべての法律は10回以内の改正で成文化されるべきであると職員に指示することを決定していたことなどが挙げられている。

後述するように、現行の指令の統合版では、~a条など、各種改正規則の反映が入り乱れ、整合的で読みやすい文書とはいえないものとなっている。今回の改正案はそれを一度、体系化し、まとめなおすことを目的としたものとなっている。

参考情報

■ 意見募集ページ

発がん性物質又は変異原性物質への作業場でのばく露に関連するリスクからの労働者の保護に関する指令

目次

※2022年04月05日統合版

第1章 一般規定

第1条 目的
第2条 定義
第3条 適用範囲-リスクの判定と評価

第2章 雇用者の義務

第4条 低減と代替 
第5条 ばく露の予防と低減
第6条 所管当局に関する情報
第7条 予期できないばく露
第8条 予見可能なばく露
第9条 リスクエリアへのアクセス
第10条 衛生と個人の保護
第11条 労働者への情報提供とトレーニング
第12条 労働者向け情報
第13条 コンサルテーションと労働者の参加
第13a条 社会的パートナー協定

第3章 雑則

第14条 健康監視
第15条 記録保持
第16条 限界値
第16a条 非閾値再毒性物質と閾値再毒性物質の特定
第17条 附属書2の改正
第17a条 委任の行使
第17b条 緊急手続き
第18条 データ活用
第18a条 評価
第19条 欧州委員会への届出
第20条 廃止
第21条 発効
第22条 宛先

附属書1 物質、混合物およびプロセスのリスト
附属書2 労働者の健康監視のための実践的勧告
附属書3 限度値及びその他の直接関連規定
A. 職業ばく露限度値
附属書3a 生物学的限界値と健康監視措置
附属書4 
Part A 廃止された指令と相次ぐ改正
Part B 国内法移行期限
附属書5 相関表

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