2022年6月24日、中国生態環境部（MEE）が「中華人民共和国固体廃棄物汚染環境防治法（2020年版）」に基づいて作成された「固体廃棄物分類目録（意見募集案）」（以下、「目録（案）」という）を公布し、2022年7月20日までパブリックコメント募集を開始しました。

今回の目録（案）は固体廃棄物の分類を明確化し、管理プロセス全体における固体廃棄物の識別・追跡を強化することに焦点を当てています。今後は、実際の状況に応じて動的に更新されることになります。　

本目録（案）の主な内容は下記の通りです。

1．適用対象外

• 「国家危険廃棄物名録（2021年版）」に収録されている固体廃棄物；
• 放射性固体廃棄物。

2．主な目的

本目録（案）は固体廃棄物の管理を強化するものとして、固体廃棄物の属性判定について適用しません。つまり、国が定める危険廃棄物の鑑別基準及び方式同目録（案）に従い、同目録（案）に収録されている固体廃棄物が危険廃棄物に該当するかどうかを判定すべきです。

3．一次分類

「中華人民共和国固体廃棄物汚染環境防治法（2020年版）」に基づき、本目録（案）の収録対象となる固体廃棄物は、その発生源によって、以下の4カテゴリー（31サブカテゴリーを含む）に分類されます。

• 工業固体廃棄物（SW01-SW07, SW09-SW17, SW59）
• 生活ゴミ（SW60-SW63）
• 建設廃棄物（SW70-SW74）
• 農業固体廃棄物（SW80-SW84）

4．分類コード

廃棄物の分類コードとは、8桁の数字で構成される固体廃棄物の固有番号のことを指します。ここからは、「xxx-xxx-xx」と表記される8桁の番号の意味について説明します。

例えば、下図の赤で網掛けがしてある「311-001-01」について、最初の「311」は固形廃棄物が発生する錬鉄産業、「001」は同じ種類の産業から発生する固体廃棄物の順番、最後の「01」は工業固体廃棄物のサブカテゴリーを意味します。

転載元

■　転載元：REACH24Hコンサルティンググループ (URL: https://reach24h.com/jp/)