運行中における大型車のCO2排出量および燃料消費量の測定方法について
2024年04月16日、欧州委員会は欧州官報にて実際に走行している大型車のCO2排出量および燃料消費量の測定方法を改正する委任規則(EU)2024/1127を公布しました。本規則は全ての加盟国に直接適用されます。
背景
新型大型車CO2排出性能基準規則(EU)2019/1242では、大型車のCO2排出量および燃料消費量の検証について規定されています。
認可当局は、同規則第1項に従って車両の顧客情報ファイルに記録されたCO2排出量および燃料消費量が、実際に運行している車両のCO2排出量および燃料消費量と一致するか、また性能を人為的に向上させる取り組みを行っているか検証する必要があります。
検証方法は規則(EU)2017/2400に定められた手続きに則って行っています。
しかし、検査精度の向上や人為的な取り組みの確認制度向上を図るためにも、追加の規定を設けるべきであると欧州委員会は考えています。
概要
認可当局は、選定された大型車両の顧客情報ファイルに記録されたCO2排出量及び燃料消費量が、実際に運行している車両のCO2排出量および燃料消費量と一致するかどうかと、性能を人為的に向上させる取り組みを行っているかどうかを、下記の試験等によって確認する必要があります。
■ 入力情報およびデータの取り扱い等については、規則(EU)2017/2400の検証試験手順に従った路上試験および空気抗力試験によって、統計的評価方法に基づいて車両台数が決定されます。
■ 規則(EU)2020/740および規則(EU)2017/2400に基づいた統計的評価方法によってタイヤの数の決定、タイヤ抵抗係数試験は行われます。
■ 統計的評価方法に基づいて決定された車両台数の質量試験に関しては、規則(EU)2017/2400に規定される「車両の補正された実質量」又は実施規則(EU)2022/1362に規定される「走行中の補正された質量」によって、車両の重量を測定したうえで適切であれば補正を適用したうえで検証されなけれければなりません。
なお、認可当局は、個別に試験結果を評価したうえで運行中の大型車両のCO2排出量及び燃料消費量の値が、顧客情報ファイルに記録されたCO2排出量及び燃料消費量の値よりも高いか否かを確定させることとなっています。
メーカーは要請を受けた際に検証を行うために必要なすべての情報、 文書、技術仕様書等を認可当局および検定実施事業者に提供する義務を負っています。
目次
第1条 対象および範囲
第2条 定義
第3条 稼働中検証車の選定
第4条 供用期間中検証試験
第5条 文書化、通知義務および認可当局の結論
第6条 稼働中検定の資金調達
第7条 発効
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