一酸化炭素ガス、炭化水素ガス規制基準について定めたもの
2023年2月23日、天然資源環境省は「天然資源環境省告示 バイクの排気管から排出される一酸化炭素ガスおよび炭化水素ガス基準の規定 仏暦2566年(西暦2023年)」を官報公布しました。この告示は翌日2月24日より施行となります。
告示発出の背景
タイでは近年、大気汚染の深刻度がさらに増していることから政府によりその対応策が繰り返し出されていますが、バイクの一酸化炭素ガス、炭化水素ガス規制基準については昨年、2005年に発出された告示およびその改正を廃止し、改めて「天然資源環境省告示 バイクの排気管から排出される一酸化炭素ガスおよび炭化水素ガス基準の規定 仏暦2565年(西暦2022年)」が発出されました。
今回のこの告示は、自動車産業の生産技術向上と私たちを取り巻く今日の状況にさらに適したものにすることを目的に、昨年発出された上記告示を廃止、新たに発出されたものです。
告示の内容
告示の内容は以下の通りです。
バイクの登録年度による排ガス基準
昨年の告示では2010年以降登録されたバイクには同じ排ガス基準が設けられていましたが、今回の告示により新たに2010年1月1日~2021年12月31日までに登録されたバイクと、それ以降に登録されたバイクには、それぞれ別の規準が設けられました。自動車産業の生産技術向上を鑑み、近年製造されたバイクには段階的に厳しい規制が課せられています。
■ 2006年7月1日以前に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の4.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に10,000ppm.を超えないこと
■ 2006年7月1日から2009年12月31日に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の3.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に2,000ppm.を超えないこと
■ 2010年1月1日から2021年12月31日に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の2.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に1,000ppm.を超えないこと
■ 2022年1月1日以降に登録されたバイク
・一酸化炭素ガス: 測定器で計測した体積の1.5%を超えないこと
・炭化水素ガス: 測定器で計測した時に500ppm.を超えないこと
排ガスの測定方法
NDIR (Non Dispersive InfraRed、非分散型赤外線) 方式の測定器を使用します。測定するガス分子が特定の波長の赤外線を吸収する性質を利用してその濃度を算出するもので、測定方法は下記になります。
1)測定器の誤差(差異)を取り扱い説明書に従い修正します。(Calibrate, キャリブレート)。
2)エンジンを通常の動作温度まで作動させます。
3)エンジンをアイドリングさせ、排ガス・プローブ(probe)を排気管のできるだけ奥まで挿入します。
4)一酸化炭素と炭化水素の濃度を測定します。表示装置が安定していない場合は、測定値の最高値と最低値の平均値を取ります。
5)3)と4)の作業を再度行い、2回の作業の平均値を判断基準として採用します。
各関係事業者はこの告示にご留意ください。
参考
「天然資源環境省告示 バイクの排気管から排出される一酸化炭素ガスおよび炭化水素ガス基準の規定 仏暦2566年(西暦2023年)」2023年2月23日官報公布、2月24日施行(2023年1月4日発出)
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