小型スポーツカテゴリー航空機の重量制限の撤廃を含む
2023年07月24日、米国連邦官報にて、小型スポーツ機の製造、認証、運航、整備、改造に関する規則の改正を提案する内容が公示され、意見募集が開始されました。意見募集期限は10月23日までとなっています。
概要・背景
■ 連邦航空局(FAA)が策定し、提案している規則案は、小型スポーツ機の安全性と性能の向上を可能にし、多くのスポーツパイロットと軽スポーツ機の規則における特権を増加させるものであると説明されている。
■ 内容には、飛行訓練、限定的な空中作業、個人的な旅行への適性の向上が含まれており、また、スポーツパイロットが操縦できる航空機を拡大する内容も含まれている。
■ 加えて、制限付きカテゴリー航空機の特別目的運航の改正、実験用航空機の飛行期間、適格目的、運航制限の改正、宇宙支援機飛行に従事する実験用航空機に適用される運航制限の追加などについても言及されている。
■ 規則で提案されている一つの重要な変更は、小型スポーツカテゴリー航空機の重量制限を撤廃することである。従来、1,320ポンド(水上での運航を目的とする航空機の場合は1,430ポンド)未満の航空機として規定されており、飛行機、グライダー、気球、動力パラシュート、重量移動制御機、ジャイロプレーンが含まれるとされていた。
■ 提案では、新たな設計・製造要件を適用することで、性能に基づく安全パラメータの範囲内での成長と革新が可能になると説明している。また、スポーツパイロットが操縦できる航空機を拡大するものでもあり、スポーツパイロットは1人乗りのみの運航に制限されるものの、4人乗りまで設計された飛行機を運航することができるとされる。
■ 修理工証明書(light-sport aircraft)の名称を修理工証明書(light-sport)に変更する。この証明書は、回転翼機や動力揚力機など、小型スポーツカテゴリーで証明された既存および新型の航空機に適用される。関連規定では、整備に関する要件を更新する。
■ 本規則案では、製造者が許可した報酬または雇用のための空中作業を、ライトスポーツ航空機が行うことを認めている。アマチュア航空機は、教育やレクリエーションを目的とした非商業的な運航に限定される。
■ さらに、小型スポーツ機の騒音に関する規制も提案しており、Part 36騒音規制の適用範囲を拡大する。これらの騒音規制を遵守するための柔軟性を提供し、負担を軽減するため、FAAは、遵守のための選択肢として、Part 36に従った従来の騒音試験、またはFAAが承認した業界コンセンサス基準による遵守手段を提案している。
■ 整備・製造要件に加え、FAAは、小型スポーツカテゴリー機による運航の種類を拡大することも提案している。具体的には、その作業に適用されるコンセンサス基準を満たした航空機に対して、特定の空中作業でのライトスポーツカテゴリー機の使用を許可している。
改正箇所
14 CFR
Part 1 定義と略語
Part 21 製品及び成形品の認証手続き
Part 22 型式証明を取得していない航空機の設計、製造、耐空性に関する要求事項
Part 36 騒音基準:航空機の型式および耐空証明
Part 43 整備、予防保全、改造、変更
Part 45 識別および登録マーク
Part 61 認定:パイロット、飛行教官、地上教官
Part 65 証明書:運航乗務員以外の航空従事者
Part 91 一般運航要件および飛行規則
Part 119 認証:航空会社および商業運航
※各Part内の改正詳細についてはお問い合わせください。
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