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世界各国の法形成過程 法形成過程|オーストラリア

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本ページでは、オーストラリアの法形成過程の要点について整理しています。
段階、項目、主体、内容、そして期限があるものについては期限の情報も整理しています。
URLを含む根拠法令や根拠条項の情報は、有償となりますので、関心がある場合には指定のリンクよりお進みください。
※下位法令は代表的な種類のものを取り上げて紹介しています。網羅的な把握についてはお問い合わせください。

【調査・確認時期:2023年上半期】

上位法/Law, Act

段階 項目 主体 内容 期限 根拠法 根拠条項
1 法案の起草 政府や議員

政府、議会の委員会、議会議員などが、法案を起草する。
法律の起草には、多くの場合、専門家と協議が行われる。

ご関心がある場合はこちらより

2 第一読会 上院または下院 法案は、国会のどちらかの院で提出される。
法案のタイトルや主な目的を正式に紹介・発表する「第一読会」が行われる。
3 第二読会 上院または下院 法案は第二読会のために院に戻される。
この段階では、法案の目的および主要な条項が議論され、国会議員は法案に賛成または反対を表明することができる。
4 委員会段階 委員会 法案が第二読会を通過した場合、委員会段階に移行する。
ここでは、法案が条文ごとに詳細に精査され、修正案の提出、討論、投票が行われる。
5 第三読会 上院または下院 法案全体に関する最終的な討論を行う。
他方の院への法案提出の可否について、議員による最終的な討論と投票が行われる。
6

他院での審査

上院 下院で法案が可決されると、上院に移行する。
上院でも、第一読会、委員会審査、第二読会、委員会審議、第三読会という同様のプロセスをたどる。上院は修正案を提出することができ、その修正案は下院に送られ、承認される。
7 下院 上院で法案が可決されると、下院に移行する。
下院でも、第一読会、委員会審査、第二読会、委員会審議、第三読会という同様のプロセスをたどる。下院は修正案を提出することができ、その修正案は上院に送られ、承認される。
8 王室承認 王室

両院が最終版の法案に合意した場合、法案は王室を代理する総督に送られる。
総督は法案に王室許可を与え、正式に法律として成立させる。

9 法律の施行 関連機関 王室の同意を得た後、新法は指定された日または直ちに発効する。
関連する政府機関や省庁は、法律の実施と執行に責任を負う。

 

下位法令/Regulation, Rule, Ordinance, Determination

段階 項目 主体 内容 期限 根拠法 根拠条項
1 規則案の起草 関連機関 権限のある機関によって規則が起草される。
草案は、施行される詳細な規定と要件の概要を示している。

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2 コンサルテーション ステークホルダー 規則案が最終決定される前に、通常、パブリックコンサルテーションの期間が設けられ、利害関係者が規則案についてフィードバックや意見を提供することができる。
3 規制影響評価(RIA)の実施 関連機関 規制影響評価(RIA)が、提案された規則の潜在的な影響と利点を評価するために実施される。
RIAでは、経済的、社会的、環境的な影響、コスト、便益、規制の実施に伴う負担などの要因の評価がなされる。
4 議会による精査 議会 法域によっては、規則は議会による精査の対象となることがある。このプロセスでは、議会の委員会が規則案のレビューと審査を行い、規則が制定法との整合性、法的原則の遵守、および政策意図との整合性を評価する。 6日以内
5 規則の承認と公布 大臣 規則案が確定すると、担当大臣や行政官などの関係当局の承認を得るために提出される。承認後、規則は正式に作成され、官報または同等の公式出版物に掲載される。
6 規則の施行 関連政府機関や省庁 通常規則は、その発効日を指定する。発効後、規則は関連する政府機関、省庁によって施行される。

 

先読と法形成過程

株式会社先読(当社)では、世界各国の法形成過程およびその差異にも着目し、各種リサーチ・コンサルティングを行っております。

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