本ページでは、ドイツにおける法形成過程の要点について整理しています。
段階、項目、主体、内容、そして期限があるものについては期限の情報も整理しています。
URLを含む根拠法令や根拠条項の情報は、有償となりますので、関心がある場合には指定のリンクよりお進みください。
※下位法令は代表的な種類のものを取り上げて紹介しています。網羅的な把握についてはお問い合わせください。
【調査・確認時期:2023年上半期】
上位法/法律 など
段落 | 項目 | 主体 | 内容 | 期限 | 根拠法 | 根拠条項 |
1 | 法律の提案 | 国会議員、連邦政府、連邦参議院(上院) | 国会議員、連邦政府、連邦参議院のいずれかが、法案を提出する。 | - | ご関心がある場合はこちらより | |
2 | 第一読会 | 連邦議会(下院) | 連邦議会(下院)で法案が提出され、審議される。この段階で、国会議員は法案の修正案を提出することができる。 | 6週間以内 | ||
3 | 委員会段階 | 委員会 | 法案は、詳細な審査のため、議会の委員会に送られる。委員会は、専門家との協議、証言の聴取、法案の修正案を提出することができる。 | 3週間以内 | ||
4 | 第二読会 | 連邦議会(下院) | 連邦議会で再度審議され、さらなる修正案が提出されることもある。 | - | ||
5 | 連邦議会での可決 | 連邦議会(下院) | 連邦議会で過半数の賛成が得られると、連邦参議院で審議される。 | 2週間以内 | ||
6 | 連邦参議院 | 連邦参議院(上院) | 連邦参議院は、法案をそのまま承認するか、修正案を提出することができる。 | - | ||
7 | 連邦議会での2回目の可決 | 連邦議会(下院) | 連邦参議院が法案の修正を提案した場合、法案は連邦議会に戻され、再読されなければならない。連邦議会が修正案を承認した場合、法案は大統領に提出される。 | - | ||
8 | 大統領の署名 | 連邦大統領 | 連邦大統領は法案に署名し、法律として成立させる。法律は、連邦法官報に公布される。 | - | ||
9 | 発効 | 連邦大統領 | すべての法律および法定命令は、その発効日を明記しなければならない。そのような規定がない場合、それらは、連邦法官報が発行された日の終了後14日目に発効するものとする。 | 14日 |
下位法令/規則 など
段落 | 項目 | 主体 | 内容 | 期限 | 根拠法 | 根拠条項 |
1 | 規則の提案 | 大臣や関連機関 | 規則は、大臣や機関など、行政府などのメンバーによっても提案されることがある。 | - | ご関心がある場合はこちらより | |
2 | 規制影響評価(RIA)ユニットによる審査 | 規制影響評価(RIA)ユニット | 規則が発行される前に、その規則が企業、消費者、環境に与える潜在的な影響を評価する責任を持つ規制影響評価(RIA)ユニット(連邦経済・エネルギー省の一部門)による審査を受けなければならない。 | - | ||
3 | コンサルテーション | ステークホルダー | 規則案は、業界団体、消費者団体、環境団体などの利害関係者との協議の対象となることがある。 | - | ||
4 | 規則案の作成 | 関連機関 | RIAの結果およびステークホルダーとの協議に基づき、関連機関が規則を作成する。 | - | ||
5 | 内閣による承認 | 内閣 | 行政府の最高意思決定機関である内閣が、規則案を承認する。 | - | ||
6 | 規則の施行 | - | 承認された規則は、連邦官報に掲載される。規則は通常、発行された翌日から施行される。 | - |
※ 補足:
先読と法形成過程
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