本ページでは、スイスの法形成過程の要点について整理しています。
段階、項目、主体、内容、そして期限があるものについては期限の情報も整理しています。
URLを含む根拠法令や根拠条項の情報は、有償となりますので、関心がある場合には指定のリンクよりお進みください。
※下位法令は代表的な種類のものを取り上げて紹介しています。網羅的な把握についてはお問い合わせください。
【調査・確認時期:2023年上半期】
上位法/法律 など
段落 | 項目 | 主体 | 内容 | 期限 | 根拠法 | 根拠条項 |
1 | 法案の提案 | 連邦参議院 | 法案の大部分は、連邦参議院が起草する。 | - | ご関心がある場合はこちらより | |
2 | 第一読会 |
上院/下院 |
提案された法案が両院のうちどちらかの院に提出されると、その院において第一読会が行われる。この段階では法案の全体像が議論され、審議のための委員会が設置される。委員会は法案を審議し、必要に応じて修正案を提出する。 | - | ||
3 | 第二読会 | 連邦議会の両院 | 第二読会では、委員会が提出した修正案が議論される。法案が承認された場合は、連邦議会の両院において再び多数決が行われる。 | - | ||
4 | 連邦参事会の承認 | 連邦参事会 | 両院で多数決が得られた場合は、法案は批准され、連邦参事会に送られる。連邦参事会は、法案が連邦憲法に適合しているかどうかを判断する。 | - | ||
5 | 国民投票 | 国民 | 法案が批准された場合、国民投票が行われることがある。国民投票は、法案に対する賛成または反対を問うもので、全員に投票権が与えられる。 | 100日以内に要求した場合 | ||
6 | 法律の発効 | 連邦参事会 | 批准された法案は、署名されて公式に批准され、連邦官報に掲載される。法律の発効日は、法案によって異なる。 | - |
下位法令/規則 など
規則/規制(Verordnung)
段落 | 項目 | 主体 | 内容 | 期限 | 根拠法 | 根拠条項 |
1 | 規則案の提案 | 関連機関 | 政府部門や機関などの行政機関が、法律がどのように実施されるのか、具体的な詳細や指針を示す規則案を作成する。 | - | ご関心がある場合はこちらより | |
2 | コンサルテーション | ステークホルダー | 関連するステークホルダー、専門家がフィードバックや提案を行うコンサルテーションプロセスが行われる。 | - | ||
3 | 規則案の修正 | 関連機関 | 協議で得た意見に基づき、規則起草の関連機関は規則案を修正し、必要な変更を盛り込む。 | - | ||
4 | 規則の公表 | 関連機関 | 規則を作成した関連機関は、最終版をスイス連邦官報に掲載し、一般に公開する。 | - | ||
5 | 実施と執行 | 関連機関 | 関連機関は、定められた手続きに従って規則が効果的に実施され、執行されることを確認する。 | - |
命令(Verfügungen)
段落 | 項目 | 主体 | 内容 | 期限 | 根拠法 | 根拠条項 |
1 | 情報収集と準備 | 関連機関 | 命令案の作成には、関連情報やデータの収集、専門家や関係者との協議、影響評価などが含まれる場合がある。必要な情報を収集し、具体的な規制内容を準備する。 | - | ご関心がある場合は こちらより |
|
2 | 草案の作成と内部審査 | 関係する行政機関 | 命令の草案が作成され、関係する行政機関内で審査される。 | - | ||
3 | 命令案の公開 | 関連機関 | 完成した命令案の公開版が作成される。これには、命令の目的や範囲、適用範囲、制定された規則への参照などが含まれる場合がある。 | - | ||
4 | コンサルテーション | 関係者・専門家 | 一部の場合には、命令の公開前に、関係者や専門家からの意見や提案を受けるためのコンサルテーションや意見聴取のプロセスが行われることがある。 | - | ||
5 | 承認と公布 | 行政機関 | 最終的な命令が行政機関によって承認され、公布される。公布により命令は法的効力を持ち、適用が開始される。 | - |
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