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世界各国の法形成過程 法形成過程|アラブ首長国連邦(UAE)

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本ページでは、アラブ首長国連邦(UAE)の法形成過程の要点について整理しています。
段階、項目、主体、内容、そして期限があるものについては期限の情報も整理しています。
URLを含む根拠法令や根拠条項の情報は、有償となりますので、関心がある場合には指定のリンクよりお進みください。
※下位法令は代表的な種類のものを取り上げて紹介しています。網羅的な把握についてはお問い合わせください。

【調査・確認時期:2023年上半期】

連邦法(القوانين الاتحادية)

段落 項目 主体 内容 期限 根拠法 根拠条項
1 起草段階 閣僚評議会 閣僚評議会は、連邦法案を起草する権限を有する国内唯一の機関として、連邦法案を起草する。
連邦法案起草という概念には、「法案の作成」、つまり、定式化され明確に定義された法文の作成が含まれる。
ご関心がある場合はこちらより
2 連邦国民評議会への提出段階 閣僚評議会 閣僚評議会は、法案の作成が終了したのち、法案を連邦国民評議会に提出する。これは、閣僚評議会が法案を作成し、これを連邦国民評議会に提出することを定めた規定に基づく。
3 審議段階 連邦国民評議会 連邦国民評議会は、閣僚評議会による法案提出後、その審議を行う。この段階において、連邦国民評議会は、法案に賛成、修正または反対する権限を有する。
4 合意及び承認段階 連邦大統領
連邦最高評議会
連邦国民評議会による法案審議後、法案は合意を得るため連邦大統領に提出され、その後承認のため連邦最高評議会に提出される。
5 署名及び公布段階 連邦大統領
連邦最高評議会
連邦大統領は、法案に署名し、連邦最高評議会の承認後これを公布する。
6 官報掲載及び発効 連邦官報 連邦大統領による署名及び公布後、連邦法は連邦官報に掲載される。
大統領による署名及び公布の日から2週間以内に掲載し、法律が別の期日を規定している場合を除き、官報に掲載された日から1か月後に発効となる。
署名及び公布から2週間以内
官報掲載日から1か月後に発効

法令(المراسيم)

※以下には法令種別ごとの法形成過程の概要を紹介する。

種別 項目 主体 内容 期限 根拠法 根拠条項
  政令 連邦大統領及び閣僚評議会 ■ 政令は、最高評議会の休会中に公布される先送りできない連邦法の位置づけであり、憲法に抵触しないことを条件に法的効力を持つ命令の形で、連邦大統領及び閣僚評議会により公布される。
■ この政令は、その可否を検討するため、(1週間)以内に最高評議会に提出されなければならない。
■ 最高評議会が承認すればその法的効力が認められる。
■ 一方、否認された場合、最高評議会が直前の期間にその適用を認可する決定をするか、またはその適用から生じる影響を別の方法で解決しない限り、その効力は失われる。
最高評議会は、連邦国民議会の最初の会合において、承認した政令について通知しなければならない。
ご関心がある場合はこちらより
  通常法令 連邦大統領 ■ 連邦大統領は、憲法及び法律によって与えられた権限に基づき通常法令を公布する。
■ これは、それぞれの権限に基づき、閣僚評議会の同意及び連邦大統領または最高評議会の承認を得た上で公布され、連邦大統領の署名後に官報に掲載される。
  閣僚評議会決定 閣僚評議会 ■ 法律または政令の発出を必要とせず、且つ関係閣僚または連邦政府機関の長の権限の範囲外にある場合、閣僚評議会決定が発出される。
■ 閣僚評議会は、調整及び執行に関する規則を発出することにより、法の施行における政府の業務を調整し、省庁及び連邦政府機関による権限の範囲内での任務遂行を保証する。
  決定及び回覧 大臣または次官または連邦当局長官 ■ 大臣または次官または連邦当局長官は、法律及び規則の施行、省庁及び連邦政府機関の業務調整を目的として決定及び回覧を発出する。

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