中国｜中国生態環境部（MEE）22の化学物質がIECSCへ、事前公示

2022.05.12

中国｜中国生態環境部（MEE）22の化学物質がIECSCへ、事前公示

中国現有化学物質名録（IECSC）

2022年4月28日、中国生態環境部（MEE）は「『中国現有化学物質名録（IECSC）』への増補収載を計画する2022年第1組（第7組）化学物質情報の公示」で、22種の化学物質およびその識別情報について事前公示を開始しました。

識別情報は中文名・英文名・中文別称・英文別称・CAS番号または通し番号・分子式・構造式から構成されています。公示期間は2022年5月13日までとなります。

この22の物質は、2003年10月15日まで中国国内で製造または輸入されていたことがありますが、この前の増補申請の機会を逃しました。

そして、今回は「新化学物質環境管理登記弁法（MEE12号令）」および「新化学物質環境管理登記指南」に基づき、中国の既存化学物質としてIECSCへの収録が認められる予定です。今後、これらの物質は新化学物質の環境管理登記が免れることになります。

また、下記の表はIECSC 2013年版が公布したから現時点までの追加状況を示しています。

IECSC追加状況

連番	公告名	公告の日付	数	性質	備考
1	環境保護部公告2016年第20号	2016年3月8日	31種	新規加入全第1組	元・17号令：31
2	生態環境部公告2018年第58号	2018年11月21日	45種	新規加入全第2組	元・17号令：437号令：2
3	生態環境部公告2019年第1号	2019年1月11日	28種	新規加入全第3組	元・17号令：97号令：19
4	生態環境部公告2020年第1号	2020年1月2日	47種	新規加入全第4組	元・17号令：187号令：29
5	生態環境部公告2020年第27号	2020年5月1日	156種	増補全第1組	/
6	生態環境部公告2020年第42号	2020年10月14日	28種	新規加入全第5組	元・17号令：107号令：18
7	生態環境部公告2020年第67号	2020年12月19日	238種	増補全第2組	/
8	生態環境部公告2021年第11号	2021年4月15日	204種	増補全第3組	/
9	生態環境部公告2021年第12号	2021年4月21日	115種	新規加入全第6組	7号令：115
10	生態環境部公告2021年第25号	2021年6月18日	255種	新規加入全第7組	元・17号令：255
11	生態環境部公告2021年第27号	2021年7月8日	8種	増補全第4組（2021年第1組）	/
12	生態環境部公告2021年第32号	2021年8月18日	15種	新規加入全第8組（2021年第2組）	7号令：15
13	生態環境部公告2021年第48号	2021年10月18日	23種	増補全第5組（2021年第2組）	/
14	生態環境部公示2021年第72号	2021年12月22日	11種	増補全第6組（2021年第3組）	/
15	生態環境部公告2022年第2号	2022年3月3日	18種	新規加入全第9組（2022年第1組）	7号令：18
16	増補収載を計画する2022年第1組（第7組）化学物質情報の公示	2022年4月28日	22種	増補全第7組（2022年第1組）（公示中）	/

転載元

REACH24Hコンサルティンググループ

本記事の著作権は、REACH24H コンサルティンググループに帰属します。なお、記事の相互掲載について、当社とREACH24H コンサルティンググループとの間で合意がなされています。

■　転載元：REACH24Hコンサルティンググループ (URL: https://reach24h.com/jp/)

調査相談はこちら

概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど様々な調査に柔軟に対応可能でございます。

（調査例）

■　●●の詳細調査／定期報告調査

■　●●の他国（複数）における規制状況調査

■　細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス

■　世界複数ヵ国における●●の比較調査　など

無料メールマガジンの申込み｜希望の情報分野を選択可能

「登録」クリック後、購読したいメールマガジンの種類を選択いただけます。

★配信頻度｜各メルマガについて月に1～2回（不定期）

メルマガ｜全般（全分野）

当社で扱う情報分野全般の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。

メルマガ｜化学物質

化学物質分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。一般・工業用化学品や軍事用途の化学品、食品添加物や農薬、医薬品などが対象です。

メルマガ｜環境

環境分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。大気・水・土壌汚染のほか、地球温暖化やオゾン層破壊、騒音・振動・悪臭などに対する規制が対象です。

メルマガ｜先端技術

先端技術分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。当社で言う先端技術分野とは、人工知能（AI）、仮想・拡張現実（VR・AR）、自動運転、エコカー、デジタルトランスフォーメーション（DX）などをいいます。

メルマガ｜新領域

新領域分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。当社でいう新領域分野とは、宇宙、海底・深海底、大深度地下などをいいます。

Sample