政府のデジタル化推進の方針に則り申請者の利便性向上を図るため
2023年08月31日、天然資源・環境政策企画事務局は告示「環境影響評価書作成承認審査のオンライン申請ガイドライン」を官報公布しました。この告示は官報公布日翌日の2023年09月01日より施行となっています。
環境影響評価(EIA、Environmental Impact Assessment)とは
タイではじめて環境に関する法律が制定されたのは1975年のことで、「仏暦2518年(西暦1975年)国家環境保全法」として発出、その後、タイの工業化、都市化が急速に進み環境問題が深刻化していく中、1992年にはこの法律を全面的に刷新した「仏暦2535年(西暦1992年)国家環境保全推進法」が制定され、これが現在タイにおける環境規制に関する最も基本的で包括的な法令根拠となっています。環境影響評価はこの法律のもと、導入されました。
環境影響評価(EIA, Environmental Impact Assessment)は環境アセスメントとも呼ばれ、環境に多大な影響を及ぼすと想定される開発事業に対し、環境への影響を事前に評価・把握し、地域住民などの意見を聞きくことにより環境汚染を未然に防止するための施策を導入する制度のことです。
EIAに関しては天然資源環境省の告示により2012年にEIAを必要とする事業の種類や関連する規則やその手続き等の大きな改正がありましたが、その後も時代の変化に則した内容の改正が繰り返され、現在は石油開発及び精製、セメント産業、紙パルプ産業、ホテルまたはリゾート、灌漑等の35事業に対してその実施が義務付けられています。
この告示の内容
■「仏暦2565年(西暦2023年)天然資源環境省令 環境影響評価報告書作成者の許可申請」第4項において環境影響評価報告書作成者の申請、届出、許可手続きを迅速に行うことにより作成者の利便性を向上させるため、その手続きは原則的にオンラインで行う旨が定められています。今回発出されたこの告示はこの省令に基づき、環境影響評価書作成承認審査のオンライン申請ガイドラインを定めるために発出されたものです。
■この告示の対象となる許可申請は下記の通りです。
・環境影響評価報告書作成許可申請(個人・法人)
・環境影響評価報告書作成許可証更新申請(個人・法人)
・環境影響評価報告書作成者変更(個人、もしくは業務として携わる職員)
・環境影響評価報告書代替許可証発行の申請
・業務として携わる職員による環境影響評価報告書作成期限延長申請
■この告示における「オンライン申請」は天然資源・環境政策企画事務局のサイトより手続き可能です。
■天然資源・環境政策企画事務局のサイトに記載されている内容に準じ必要な情報を入力、本人確認できるファイルを添付してアカウントを作成後、申請が可能となります。申請は必要事項を漏れなく記入、申請書を省令もしくは環境影響評価報告書申請ガイドで定められた検討に必要な書類もしくはその写しと共にアップロードし、手続きを行います。
■必要事項が全て網羅され、申請に不備や漏れが無い場合は天然資源・環境政策企画事務局長より申請の許可と許可証の発行がなされます。もし不備や漏れがある場合は申請後7日以内にその旨通知されます。申請者はそれを受け、30日以内に不備や漏れを解決し、再度申請をする必要があります。
参考情報
「天然資源・環境政策企画事務局告示 環境影響評価書作成承認審査のオンライン申請ガイドライン」 2023年08月31日官報公布、翌09月01日施行(2023年08月08日発出)
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