タイ|国家放送・通信事業委員会(NBTC)、無線通信機器用電気通信設備と装置の技術規格に関する告示を公表
無線LAN(Wi-Fi)に使用される周波数6GHz帯に関するもの
2024年11月14日、国家放送・通信事業委員会(NBTC, National Broadcasting and Telecommunications Commission)は無線LAN(Wi-Fi)に使用される周波数6GHz帯においての無線通信機器用電気通信設備と装置の技術基準に関する告示を官報公布しました。この告示は官報公布日の翌日である11月15日より発効となっています。
今回の告示内容
この告示により5.925から6.425GHzの周波数帯を利用する無線通信機器技術規格の改定版「NBTC TS 1039-2567」の発行が公表されました。規格はこの告示の附表として添付されています。また、「NBTC TS 1039-2567」の発行に伴い「NBTC TS 1039-2566」(2023年04月28日官報公布分)は廃止となります。
この規格で規定されている主な要件は以下の通りです。
■ 「NBTC TS 1039-2567」で規定されている要件は、SDoC(Supplier’s Declaration of Conformity)に適合するものとなります。
■ 無線技術特性は下記のうちいずれかの技術規格に適合していることが求められます。
▪FCC Part 15.407
▪ETSI EN 303 687 V1.1.1、もしくは最新版 (※今回より追加)
■ 電気保安に対する要件は、以下のいずれかの規格に適合していることが求められます。
| 1) | IEC 60950-1 | 情報技術機器-安全性-パート1:一般要求事項 |
| 2) | TIS 1561-2556 | 情報技術機器-安全性-パート1:一般要求事項 |
| 3) | IEC 62368-1 | オーディオ/ビデオ、情報及び通信技術機器-パート1:安全性要求事項 |
| 4) | TIS 62368 Part1-2563 | オーディオ/ビデオ、情報及び通信技術機器-パート1:安全性要求事項 |
■最大EIRP(等価等方輻射電力、Equivalent Isotropically Radiated Power)は以下の通りです。
|
最大出力 (mW) |
最大電力密度 |
使用条件 |
|
250 |
12.5 |
屋内利用 |
|
25 |
1.25 |
屋内および屋外利用 |
| 25 | 12.5 | ・屋内および屋外利用 ・周波数帯幅が20MHzの無線機器のみ ・デューティーサイクルがETSI EN 303 687 V1.1.1(もしくは最新版)規格に準ずること |
周波数6GHz帯とは
日本国内においては2022年9月、総務省が現行において最新・最速となるWi-Fiの「Wi-Fi 6E」を認可、これにより新たな周波数帯である6GHz帯 (5.925~6.425GHz)の無線LANが開放されました。
6GHz帯は新たに開放された帯域であることから家電や航空、気象レーダーの電波からの干渉を受けにくく、安定した高速通信が期待できることなどから、「Wi-Fi 6E」と組み合わせることで、最も快適な通信環境が期待されています。
タイでは、この周波数6GHz帯が2023年04月から開放されており、その快適な通信環境と国際基準の導入に期待が高まっています。
参考情報
「国家放送・電話通信事業委員会事務局告示 5.925から6.425ギガヘルツ周波数の無線通信機器用電気通信設備と装置の技術規格」2024年11月14日官報公布、官報公布日翌日である15日から発効(2024年10月11日発出)
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