EU|125ワットから500キロワットのモーターで駆動するファンにおけるエコデザイン要件の法的確実性を確立すること等を目的とした規則案を公表・意見募集
エコデザイン要件の法的確実性について
2024年12月18日、欧州委員会は、125Wから500kWの電動機で駆動するファンに対するエコデザイン要件の法的確実性の確立等を目的とした規則案を公表・意見募集を開始しました。期限は01月25日までとなっています。
背景
■ 規則(EU)2024/1834は、125Wから500 Wの電動機で駆動するファンに対するエコデザイン要件を定めています。欧州委員会は当該装置における技術的問題を解決するための修正を採択する権限を付与されています。
■ 法的確実性を向上させるため、現在の「最高効率点」の定義を修正したうえで「固有速度」という用語に関連付け、「固有速度」の定義を修正する必要性が指摘されています。
■ 同規則第9条および付属書IIの文言を明確化し、他の製品に含まれているファンおよび交換用ファンの移行措置に関する矛盾を解消する必要があるとされています。
概要
■ 規則(EU)2024/1834付属書IVにおいて設定されている、国内市場監視当局がファンの適合性を検証する際に適用する許容誤差について、ステークホルダーとの協議の結果、現在のファン速度である検証許容誤差(2%)は厳しすぎることが判明しました。そのため、より幅広い誤差を設定されます。
■ 規則(EU)2024/1834付属書IIIで使用されている2つの技術用語「先端速度」と「インペラ直径」についての定義が行われていないため、規則の一貫性を損なう可能性がある指摘されており、これらの用語の定義の確立を通して、法的確実性と明確性を確保しなくてはなりません。
■ ファンのテスト時におけえる空気圧や温度が標準とされる空気条件と異なる場合があり、それがテスト結果に影響を与える可能性があるとされています。そのため、加盟国の当局および製造業者はファンをテストするに際して、適用される技術基準に準拠して、テスト結果を補正し、標準とされる空気条件を反映する値を生成しなくてはなりません。
■ 適切な場合、製造業者が異なる速度で実施されたテスト結果に基づく公表速度に補正できるようにする必要があります。また、明確性を向上させるため、規則(EU)2024/1834の付属書IIおよびIVにおいて「ファン速度」という用語を、より正確な「固有速度」に置き換えられます。
■ 「固有速度」とはファンが50Hz、60Hz専用モーターの場合は60Hzで動作する際のファンインペラの回転速度を指し、VSD駆動ファンの場合、出荷時のデフォルト設定が適用されます。
■ 「最高効率点」とは固有速度によるファンの最適なエネルギー効率点を指します。
■ 「先端速度」とは、m/sで表されるインペラブレード先端の周速度です。
■ 「インペラ直径」とは、mmで表される、インペラのブレード先端を超えた最大直径です。
■ 本規則は全加盟国において直接適用されます。
■ 規則(EU)327/2011は2026年07月24日に廃止されますが、他の製品に含まれているファンおよび交換部品用ファンに関して2037年07月24日まで適用されます。
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