近日、中国応急管理部(MEM)は「2023年化学品登記及び鑑定分類の法執行に対する検査作業の方案」を公表し、35種類の危険化学品を重点対象とする年度特別検査を実施することを明らかにしました。
具体的には、企業の製造・輸入・経営・使用などの段階において、危険化学品登記・GHSラベルとSDS・鑑定分類など法定コンプライアンス義務の履行状況が確認されることになります。検査項目は、以下の表が示すように、企業の種類によって異なります。企業が関連規制や法律を違反した場合、罰則(例えば、関連許可の取り消し)が適用されます。
企業の種類 | 検査項目 | 法定根拠 |
危険化学品の生産・輸入企業 | 危険化学品の登記状況;対象企業の各種の危険化学品に対する一般検査;資料管理体制の状況。 | 「危険化学品登記管理弁法」第12・18・21・29・30条「危険化学品生産企業安全生産許可証実施弁法」第20・43条 |
危険化学品の生産企業 | 生産した危険化学品は中国国家標準に適合したSDSとラベルを提供しているかどうか | 「危険化学品安全管理条例」第15・78条「危険化学品生産企業安全生産許可証実施弁法」第20・43条 |
化学品生産輸入企業 | 全化学品に対する一般検査と物理危険性識別及び鑑定状況;化学品物理危険性鑑定と分類管理の資料管理体制の状況。 | 「化学品物理危険性鑑定と分類弁法」第8・16・19条 |
危険化学品経営企業(貯蔵施設付き) | 経営している危険化学品のSDSとラベルの状況。 | 「危険化学品安全管理条例」第37・78条 |
危険化学品使用許可証を取得した企業 | 危険化学品安全情報登記・SDSとラベル・鑑定分類などの徹底。 | 「危険化学品生産企業安全生産許可証実施弁法」第18条 |
スケジュール
■ 2023年8月末までに
当局は、対象35種類の危険化学品を生産・輸入・経営及び許可証取得企業に対して、法定コンプライアンス義務の履行状況が全面検査(オンライン+オフライン)し、それ以外の関連段階は抜き取り検査を実施します。確認された違反については、関連企業に行政罰則が科せられます。
■ 2023年10月末までに
生産・輸入・経営及び許可証取得企業に対して、もう一度抜き取り検査を実施し、前の検査の成果と徹底状況を確認します。
■ 2023年11月末までに
当局は検査と法執行の効果をまとめる報告書を作成します。
対象となる35種類の危険化学品は以下の通りです:
- CAS No. 62-53-3
- CAS No. 100-42-5
- CAS No. 75-86-5
- CAS No. 107-13-1
- CAS No. 107-02-8
- CAS No. 106-99-0
- CAS No. 26447-40-5
- CAS No. 124-40-3
- CAS No. 106-42-3
- CAS No. 75-78-5
- CAS No. 115-10-6
- CAS No. 75-15-0
- CAS No. 7664-39-3
- CAS No. 7790-98-9
- CAS No. 7778-74-7
- CAS No. 614-45-9
- CAS No. 79-21-0
- CAS No. 5-56-9
- CAS No. 75-21-8
- CAS No. 584-84-9
- CAS No. 77-78-1
- CAS No. 106-89-8
- CAS No. 503-38-8
- CAS No. 75-01-4
- CAS No. 78-67-1
- CAS No. 74-90-8
- CAS No. 75-44-5
- CAS No. 9004-70-0
- CAS No. 98-95-3
- CAS No. 6484-52-2
- CAS No. 7757-79-1
- CAS No. 74-89-5
- CAS No. 74-84-0
- CAS No. 74-85-1
- CAS No. 624-83-9
転載元
REACH24Hコンサルティンググループ
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■ 転載元:REACH24Hコンサルティンググループ (URL: https://reach24h.com/jp/)
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