米国|ベッドサイドスリーパーの安全基準を定める規則を公示

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米国|ベッドサイドスリーパーの安全基準を定める規則を公示

ASTM規格F2906の2023年度の更新を参照として組み入れる

2023年05月09日、米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、ベッドサイドスリーパーの必須規格を更新し、ASTMの2023年版ベッドサイドスリーパーの任意規格を参照して取り入れた最終規則を発表しました。ここでは、「背景」「内容」について、記事になっています。

背景:

ASTMインターナショナル (ASTM International) は、世界最大・民間・非営利の国際標準化・規格設定機関で、世界各国から32,000 人以上のメンバーが関わってASTM規格を策定しています。ベッドサイドスリーパーとは、大人用のベッドの端に付けて寝かせるタイプのベビーベッドで、深夜も授乳中の母子に便利なアイテムとなっています。2014年1月、米国消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety Commission、CPSC)は、2008年消費者製品安全改善法(Consumer Product Safety Improvement Act of 2008、CPSIA)の第104条に基づき、ベッドサイドスリーパーに関する消費者製品安全基準を発表しました。このCPSCの必須規格は、ベッドサイドスリーパーに適用されていた当時のASTMの任意規格を参考として取り入れ、ベッドサイドスリーパーに関連する傷害リスクを低減するための規格となっていました。2023年2月6日、ASTMはCPSCに対し、ベッドサイドスリーパーに関する自主規格の新たな改訂版を発表したことを通知しました。

内容:

2023年5月9日、ASTMの2023年改訂版であるベッドサイドスリーパーのASTM-F2906規格を参照して取り入れ「ベッドサイドスリーパーに関する消費者製品安全基準」の必須規格を更新し、最終規則としました。ベッドサイドスリーパーのASTM規格には、使用する乳児への危険に対処するために、パフォーマンス要件、テスト方法、および警告ラベルと指示文献の要件が含まれています。以下は、2022年以前と2023年に変更され自主規格の2023年版に反映されているASTM-F2906の変更点です。

  • 2022年以前のASTMF2906変更点

2022年以前のASTM規格では、ベッドサイドスリーパーのサイドレールにおいて、レールのどこかの部分が7.5インチを満たす3本と、4インチ(10.16センチ)以上を満たす1本という高さ要件がありました。4インチのサイドレールは、大人用ベッドの隣に横付けされることが想定されていました。しかし、2022年以降は、大人用ベッドに隣接する側のサイドレールに幼児の首が引っかかって死亡することを避けるため、「大人用ベッドの隣にあるサイドレールは、少なくともどこかの部分で4インチの側面の高さを持つ必要があり大人用ベッドのマットレスの高さよりも高くない」ことも必要要件となりました。この内容は、ASTMF2906-22として、セクション 5.4 項および 5.6項に記載され、発表されました。

  • 2023年のASTMF2906変更点

ASTM小委員会は、上記のASTMF2906-22の発行後、改訂された「大人用ベッドの隣にあるサイドレールは、少なくともどこかの部分で4インチの側面の高さを持つ必要があり大人用ベッドのマットレスの高さよりも高くない」という要件の文章に問題があると考えました。2022年の文章では、大人用ベッドに横付けされたサイドレールの一部がマットレスより高いことを認めているとも誤解される、と考えたのです。そこで、ASTMはASTM F2960-23において、5.6項を以下のように改定し、「大人用ベッドよりサイドレールが高くない」ことが協調されました。

「大人用ベッドに隣接するベッドサイドスリーパーレールは、サイドレールの高さ要件に従って測定したときに7.5インチ以上となる部分を除き、(4インチの側面の高さを持つ必要があると同時に)製造者の説明書に指定された大人用ベッドの許容高さ以下でなければならない。(カッコ内は別部分に記載されている)」

今回「ベッドサイドスリーパーに関する消費者製品安全基準」では、上記のASTM規格F2906を参照として組み入れています。2023年6月8日までにCPSCがこの規則にとって重要で不利なコメントを受け取らない限り、2023年8月5日に発効します。

参考:

ベッドサイドスリーパーの安全基準を定める規則を公示

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