本ページでは、インドにおける法形成過程の要点について整理しています。
段階、項目、主体、内容、そして期限があるものについては期限の情報も整理しています。
URLを含む根拠法令や根拠条項の情報は、有償となりますので、関心がある場合には指定のリンクよりお進みください。
※下位法令は代表的な種類のものを取り上げて紹介しています。網羅的な把握についてはお問い合わせください。
【調査・確認時期:2023年上半期】
上位法/Law, Act
段落 | 項目 | 主体 | 内容 | 期限 | 根拠法 | 根拠条項 |
1 | 法案の作成 | 関係省庁 | 関係省庁は、法案を作成する。提案された法案に対する一般からのコメントが求められる場合もある。その後、承認のために内閣に提出される。 | - | ご関心がある場合はこちらより | |
2 | 法案の提出 | 内閣 | 内閣が、法案を承認する。 | - | ||
3 | 第一読会 |
上院・下院 |
第二読会では、法案が精査され、条項ごとに議論される。議員はこの段階で修正案を提出することができる。 | - | ||
4 | 第二読会 | 上院・下院 | 第二読会では、法案が精査され、条項ごとに議論される。議員はこの段階で修正案を提出することができる。 | - | ||
5 | 特別委員会による調査 | 特別委員会 | 法案が特別委員会に付託された場合、法案は詳細に調査され、修正勧告がなされることもある。 | 3ヶ月 | ||
6 | 第三読会 | 上院・下院 | 第二読会が終わると、法案は院内で投票にかけられる。可決された場合、法案は審議のためにもう一方の院に送られる。 | - | ||
7 | 合同会議 | 両院 | 両院の間に対立がある場合、その対立を解消するために合同会議が開かれることがある。 | - | ||
8 | 大統領承認 | 大統領 | 法案が両院で可決されると、大統領の同意を得るために大統領に送付される。大統領は、同意、保留、または再考のために法案を差し戻すことができる。 | - | ||
9 | 制定・公布 | - | 大統領が同意すると、法案は国会立法となり、インド官報に掲載される。 | 同意から30日以内 |
下位法令/Regulation etc.
段落 | 項目 | 主体 | 内容 | 期限 | 根拠法 | 根拠条項 |
1 | 新規規則の必要性の特定 | 政府 | 政府は、新しい規則の必要性を特定する。 | - | ご関心がある場合はこちらより | |
2 | 規則案の作成 | 関連機関 | 新規則の必要性が確認されると、関連機関によって規制案が作成される。 | - | ||
3 | 公開協議 | ステークホルダー | 規制案は、その後公開され、公開協議が行われる。一般市民、企業、専門家、業界団体などのステークホルダーは、意見を述べることができる。 | - | ||
4 | 検討と承認 | 関連機関 | 受け取ったコメントやフィードバックをもとに、規制案は関連機関によって検討される。必要な変更や修正が加えられた後、最終版が法務省に送られ、法的審査が行われる。 | - | ||
5 | 通知 | 関連機関 | 関係省庁の審査を経て承認された規則は、インド官報に公示される。この通知により規則は正式なものとなり、通知に記載された日付から施行される。 | 120日以内 | ||
6 | 施行 | 関連機関 | 規則の発効後、関係する機関によって施行される。 | - |
先読と法形成過程
株式会社先読(当社)では、世界各国の法形成過程およびその差異にも着目し、各種リサーチ・コンサルティングを行っております。
調査サービスの流れ、対象国や実施分野の実績、調査の種類などについては、こちらの案内ページよりご確認ください。
調査のご相談は問い合わせフォームよりお知らせください。
調査相談はこちら
概要調査、詳細調査、比較調査、個別の和訳、定期報告調査、年間コンサルなど
様々な調査に柔軟に対応可能でございます。
- ●●の詳細調査/定期報告調査
- ●●の他国(複数)における規制状況調査
- 細かな質問への適宜対応が可能な年間相談サービス
- 世界複数ヵ国における●●の比較調査 など
無料相談フォーム
無料メールマガジンの申込み|
希望の情報分野を選択可能
登録はこちらからメールアドレスを入力してお申込みください。
「登録」クリック後、購読したいメールマガジンの種類を選択いただけます。
★配信頻度|各メルマガについて月に1~2回
(不定期)
メルマガ|全般(全分野)
当社で扱う情報分野全般の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。
メルマガ|化学物質
化学物質分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。一般・工業用化学品や軍事用途の化学品、食品添加物や農薬、医薬品などが対象です。
メルマガ|環境
環境分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。大気・水・土壌汚染のほか、地球温暖化やオゾン層破壊、騒音・振動・悪臭などに対する規制が対象です。
メルマガ|先端技術
先端技術分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。当社で言う先端技術分野とは、人工知能(AI)、仮想・拡張現実(VR・AR)、自動運転、エコカー、デジタルトランスフォーメーション(DX)などをいいます。
メルマガ|新領域
新領域分野の注目規制動向の情報にご関心がある方はこちら。当社でいう新領域分野とは、宇宙、海底・深海底、大深度地下などをいいます。