中国|GB 30000シリーズ「第1部分:通則」、最終の国内意見募集が開始

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中国|GB 30000シリーズ「第1部分:通則」、最終の国内意見募集が開始

2024年3月12日、中国工業情報化部(MIIT)は、中国強制性国家標準の「GB 30000シリーズ 化学品分類とラベル規範」の第1部分である「GB 30000.1:通則(審査提出版)」の案を公開し、今年4月12日までのパブリックコメント募集を開始しました。

「GB 30000.1:通則」は国連GHS改訂8版を採用し、現行の「GB13690-2009(化学品分類及び危険性公示 通則)」の代わりとして位置付けられています。また、薬品・食品添加剤・化粧品および食品中の農薬残留など意図的に摂取される化学品は適用対象外となっています。

実は、「GB 30000.1:通則」の作成は2012年から計画されておりますが、途中で数多ある事情により、何度も先送りされました。

去年6月、MIITは「GB 30000.1:通則」の意見募集案を公開し、二ヶ月間の意見募集期間を開始しました。その間に、MIITは合計59件のコメントが受け取られたということです。これらのコメントは専門家の間で検討を経て、特定の用語に対する調整が行われました。その調整された最終版は今回の審査提出版となります。

「GB 30000.1:通則(審査提出版)」の案は以下の部分から構成されています。

1.範囲

2.規範性引用文書

3.用語と定義

4.化学品危険有害性分類

5.表示

6.安全データシート(SDS)

付録A(参考補足資料):GHSにおける定義と略語

GB 13690-2009と比較して、主な変更点は以下の通りです:

  • 中国語名を「化学品の分類とラベル規範 第 1 部分: 通則」、英語名を「Rules for classification and labelling of chemicals—Part1:General specifications」に変更

  • 第 1 章「範囲」の内容を修正、「本規格」を「本文書」に変更、「化学物質の分類およびその危険有害性の通知」を「化学物質の危険有害性の分類、表示および化学品安全データシート」に変更;

  • 第 2 章「規範性引用文書」の冒頭文を改訂し、引用文書を更新。引用文書として「国連化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(改訂 8 版)」、「国連危険物の輸送に関する勧告モデル規則(改訂 20 版)」を追加し、引用文書「GB/T 22272~GB/T 22278」を削除;

  • 用語と定義を修正;

  • 化学物質の危険有害性の分類の規定を修正:4.1.1 危険有害性の分類a)物理的危険有害性に鈍感化爆発物が追加;

  • 第 5 章の「5.1 危険有害性情報の通知:ラベル」、「5.2 ラベル要素の割り当て」、「5.3 複数の危険有害性情報の順序」、「5.4 GHS ラベル要素の表示の配置」、「5.5 特殊ラベルの配置」を第5章の「危険有害性情報の通知:表示」とした;

  • 第 5 章の「5.6 危険有害性情報の通知:安全データシート(SDS)」を第6 章の「危険有害性情報の通知:化学品安全性データシート(SDS)」とした;

  • 参考補足資料 A「注意書きの例」を削除;

  • 参考補足資料 A「GHS における定義と略語」を追加;

  • 参考補足資料 B「保護措置のピクトグラム」を削除;

  • 参考補足資料 C「GHS ラベルの見本」を削除;

  • 参考補足資料 D「SDS のための最小情報」を削除。

転載元

REACH24Hコンサルティンググループ

本記事の著作権は、REACH24H コンサルティンググループに帰属します。なお、記事の相互掲載について、当社とREACH24H コンサルティンググループとの間で合意がなされています。

■ 転載元:REACH24Hコンサルティンググループ (URL: https://reach24h.com/jp/)

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