2026年9月17日、米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、乳児用バウンサーシートおよび据置型アクティビティセンターに関する陳腐化した規則を連邦規則集16 CFR Part 1500から削除するとして2026年7月22日に公布した直接最終規程(91 FR 45992)を撤回しました(91 FR 58817、整理番号 CPSC-2026-0298、RIN 3041-AE17)。撤回は2026年9月17日に発効します。直接最終規程は、異論が生じないと見込まれる内容について規程案の手続を経ずに公布し、重大な反対意見(significant adverse comment)が提出された場合には撤回するという仕組みです。今回はCPSCに重大な反対意見が提出されたため、同委員会は当該規程を撤回し、寄せられた意見を検討したうえで今後の進め方を判断するとしています。
撤回された規程の内容
- 名称:Revocation of Obsolete Rules Regarding Infant Bouncer Seats and Stationary Activity Centers(乳児用バウンサーシートおよび据置型アクティビティセンターに関する陳腐化した規則の廃止)
- 公布日:2026年7月22日(91 FR 45992)
- 内容:16 CFR Part 1500 に置かれている、乳児用バウンサーシートおよび据置型アクティビティセンターに関する陳腐化した規定を削除するもの
- 撤回の発効日:2026年9月17日
直接最終規程という手続
直接最終規程は、規制の削除や技術的な修正など、異論が生じないと見込まれる事項について、規程案の公示と意見募集の段階を省いて最終規程として公布する手続です。ただし、意見募集期間中に重大な反対意見が1件でも提出された場合には、当該規程を発効させずに撤回することとされています。本件は、この撤回の仕組みが実際に機能した事例です。
事業者にとっての意味
撤回により、削除の対象とされていた16 CFR Part 1500の規定は、従前どおり有効なまま存続します。乳児用バウンサーシートおよび据置型アクティビティセンターを米国市場に供給する事業者は、当該規定が削除されることを前提とした表示・書類の変更を予定していた場合、その前提が失われた点に留意する必要があります。
また、CPSCは撤回にあたり、寄せられた意見を検討して今後の対応を判断するとしています。今後、改めて規程案の公示と意見募集を経る形で手続が再開される可能性があるため、当該製品分野の事業者は続報を注視することが有用です。
参考情報
米国消費者製品安全委員会(CPSC)/連邦官報「Revocation of Obsolete Rules Regarding Infant Bouncer Seats and Stationary Activity Centers; Withdrawal of Direct Final Rule」(91 FR 58817)
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